WT6-I12|歴史総合・世界史探究 対策問題
フランスで1936年に成立した人民戦線内閣について述べた文として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
ファシズムに対抗して社会党・共産党などが連合し、ブルムを首相とした
この問題のポイント
フランス人民戦線内閣を問う問題。反ファシズムの左派連合がブルムを首相に成立した、という性格規定で解ける。
解説
人民戦線とは、ファシズムの台頭に対抗するため、社会主義・共産主義など左派勢力が広く連合する戦術である。
1935年のコミンテルン第7回大会がこの方針を打ち出すと、フランスでは1936年、社会党のブルムを首相とする人民戦線内閣が成立した。
この内閣は、週40時間労働制や有給休暇(バカンスの起源)など、労働者の生活を改善する社会改革を実現した。
同じ1936年、スペインでも人民戦線政府が成立したが、こちらはフランコの反乱による内戦で倒された。フランスとスペインの人民戦線の運命の対比も、あわせて整理しておきたい。
ひっかけポイント
人民戦線は「反ファシズムの左派連合」であり、ファシズム政党の内閣とするのは正反対。コミンテルン方針転換(1935年)→仏西の人民戦線成立(1936年)の順序も頻出。
選択肢の確認
①「王政復古をめざす内閣だった」
❌ 誤り。
人民戦線内閣は共和政のもとで週40時間労働制や有給休暇などの社会改革を進めた政権であり、王政復古をめざしていない。
②「ドイツとの同盟を結んだ」
❌ 誤り。
人民戦線内閣は反ファシズムの立場であり、ドイツと同盟していない。
③「ファシズムに対抗して社会党・共産党などが連合し、ブルムを首相とした」
✅ 正しい。
正解。反ファシズムを掲げて社会党・共産党などが連合し、1936年に社会党のブルムを首相とする人民戦線内閣が成立した。
④「ファシズム政党が単独で組織した」
❌ 誤り。
人民戦線はファシズムに対抗する左派の連合であり、ファシズム政党の単独政権ではない。
覚えるポイント
- 仏人民戦線内閣は1936年、首相はブルム(社会党)
- 背景はコミンテルン第7回大会(1935年)の方針転換
- 週40時間労働制と有給休暇を実現
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。