WT6-I13歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究D 諸地域の結合・変容(4) 第二次世界大戦と諸地域の変容

1939年8月に世界を驚かせた独ソ不可侵条約について述べた文として正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

対立していたはずのドイツとソ連が、ポーランド分割の秘密議定書付きで提携した

この問題のポイント

独ソ不可侵条約の衝撃を問う問題。対立していたはずの独ソが、ポーランド分割の秘密議定書付きで提携した点が核心。

解説

反共を国是とするナチス・ドイツと、反ファシズムを掲げるソ連。この不倶戴天の両国が1939年8月に独ソ不可侵条約を結んだことは、世界を驚愕させた。
ヒトラーには英仏ソに挟まれる二正面戦争の回避、スターリンにはミュンヘン会談で排除された英仏への不信と時間稼ぎという思惑があった。
条約にはポーランド分割とバルト三国などの勢力圏を定めた秘密議定書が付されており、1週間後の9月1日、ドイツはポーランドへ侵攻、ソ連も東から進駐した。
日本では、防共協定の相手ドイツの豹変に平沼内閣が「欧州情勢は複雑怪奇」と声明して総辞職した。条約は1941年6月、ドイツの対ソ奇襲で破られる。

ひっかけポイント
公表された不可侵条約の裏に秘密議定書があった点が急所。「最後まで守られた」は誤りで、1941年の独ソ戦開始で破棄された。平沼内閣総辞職は日本史との接続点。

選択肢の確認

①「イギリスの仲介で成立した」
誤り。
条約は独ソ両国の直接交渉で結ばれたものであり、イギリスはむしろ対ソ交渉に出遅れて独ソ接近を許した。

②「対立していたはずのドイツとソ連が、ポーランド分割の秘密議定書付きで提携した」
正しい。
正解。反共のドイツと反ファシズムのソ連が1939年8月に不可侵条約を結び、ポーランド分割などを定めた秘密議定書が付されていた。

③「ドイツとソ連が軍事同盟として公表した通常の条約である」
誤り。
表向きは相互不可侵を定めた条約であって軍事同盟ではなく、ポーランド分割を定めた議定書は秘密とされた。

④「この条約は最後まで守られた」
誤り。
条約は1941年6月のドイツによる対ソ奇襲、すなわち独ソ戦の開始によって破られた。

覚えるポイント

  • 独ソ不可侵条約は1939年8月、直後にポーランド侵攻
  • 秘密議定書でポーランド分割・勢力圏を密約
  • 1941年6月の独ソ戦開始で条約は破られた

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

WT6-I12WT6-I14