WT8-A04歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究B 諸地域の歴史的特質の形成(2) 古代文明の歴史的特質

ポエニ戦争の結果として正しいものはどれか。

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正解: 4

正解

ローマがカルタゴを滅ぼし、西地中海の覇権を握った

この問題のポイント

ポエニ戦争の結果を問う。ローマがカルタゴに勝利し西地中海の覇権を握ったという基本と、その後の社会変化まで押さえたい。

解説

前提として、イタリア半島を統一したローマと、フェニキア人の植民市カルタゴは、西地中海の覇権をめぐって前3〜前2世紀に3回戦った。これがポエニ戦争である。
第2次戦争ではカルタゴの名将ハンニバルが象を連れてアルプスを越え、カンネーの戦いでローマ軍を壊滅させた。しかしローマのスキピオがザマの戦い(前202年)で逆転勝利した。
前146年の第3次戦争でカルタゴは完全に滅ぼされ、ローマは西地中海の覇権を確立した。
ただし勝利には代償があった。属州から安価な穀物が流入して中小農民が没落し、グラックス兄弟の改革の失敗を経て「内乱の1世紀」へ突入していく。

ひっかけポイント
ハンニバル=カルタゴ側、スキピオ=ローマ側の対応の入れ替えに注意。「勝った側のローマで社会矛盾が深まった」という逆説も問われる。

選択肢の確認

①「カルタゴがローマを征服した」
誤り。
第2次ポエニ戦争ではハンニバルがローマを苦しめたが、ザマの戦いでスキピオに敗れ、最終的にカルタゴが滅亡した。

②「ギリシアがローマから独立した」
誤り。
ギリシアはポエニ戦争と並行する時期に逆にローマの支配下へ入っており、独立したのではない。

③「エジプトがローマを併合した」
誤り。
プトレマイオス朝エジプトは前30年にローマに併合された側であり、ローマを併合したのではない。

④「ローマがカルタゴを滅ぼし、西地中海の覇権を握った」
正しい。
3次にわたるポエニ戦争でローマはフェニキア人の植民市カルタゴを滅ぼし、西地中海の覇権を握った。

覚えるポイント

  • ポエニ戦争は前3〜前2世紀の3次、ローマ対カルタゴ
  • ザマの戦いでスキピオがハンニバルを破る
  • 勝利後に中小農民没落、グラックス兄弟の改革へ

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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