WT4-A14|歴史総合・世界史探究 対策問題
1898年の米西戦争の結果としてアメリカが獲得した領土として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
フィリピン・グアム・プエルトリコ
この問題のポイント
米西戦争でアメリカが獲得した領土を問う問題。「フィリピン・グアム・プエルトリコ」の3点セットと、同年のハワイ併合をあわせて覚える。
解説
19世紀末のアメリカは、フロンティアの消滅を背景に、海外市場を求める帝国主義の段階に入っていた。1898年、スペイン領キューバの独立運動を支援するという名目と、自国軍艦メーン号の爆沈事件を口実に、アメリカはスペインに宣戦した。これが米西戦争である。
戦争はアメリカの圧勝に終わり、パリ条約でアメリカはスペインからフィリピン・グアム・プエルトリコを獲得した。キューバは形式上独立したが、のちのプラット条項で内政干渉権を認めさせられ、事実上の保護国となった。
同じ1898年、アメリカはハワイも併合しており、太平洋を横断してアジアへ向かう足場が一気にそろった。翌1899年には国務長官ジョン・ヘイが門戸開放宣言を発し、中国市場への参入をねらう姿勢を明確にした。
なおフィリピンでは、独立をめざすアギナルドらがアメリカ支配に抵抗してフィリピン・アメリカ戦争が続いた。「スペインからの解放者」が「新たな支配者」に変わったのである。
ひっかけポイント
キューバは「獲得した領土」ではなく事実上の保護国という区別が引っかけどころ。またハワイは米西戦争の戦利品ではなく同年に別途併合、アラスカは1867年にロシアから購入である。
選択肢の確認
①「パナマ全土」
❌ 誤り。
パナマは1903年にコロンビアから独立させ、運河地帯の権利を得たものであり、米西戦争の結果ではない。
②「ハワイとアラスカ」
❌ 誤り。
ハワイ併合は1898年だが米西戦争の戦果ではなく、アラスカは1867年にロシアから購入した領土である。
③「フィリピン・グアム・プエルトリコ」
✅ 正しい。
正解。1898年の米西戦争に勝ったアメリカは、スペインからフィリピン・グアム・プエルトリコを獲得し、太平洋への進出を強めた。
④「キューバ本島」
❌ 誤り。
キューバは独立国とされ、アメリカは領有せずプラット条項によって事実上の保護国とした。領土として獲得したのではない。
覚えるポイント
- 米西戦争は1898年、獲得はフィリピン・グアム・プエルトリコ
- キューバは事実上の保護国化(プラット条項)、同年ハワイ併合
- 翌1899年に門戸開放宣言、フィリピンではアギナルドらが抵抗
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。