WT4-E09歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究D 諸地域の結合・変容(3) 帝国主義とナショナリズムの高揚

アメリカの南北戦争(1861〜65年)について述べた文として正しいものはどれか。

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正解: 3

正解

奴隷制の拡大に反対するリンカンの大統領当選を機に、南部諸州が連邦を離脱して始まった

この問題のポイント

南北戦争の開戦経緯を問う問題。リンカン当選を機に南部諸州が連邦を離脱した、という因果を押さえる。

解説

19世紀半ばのアメリカでは、保護貿易と工業化を望む北部と、奴隷制による綿花プランテーションと自由貿易に依存する南部が、新領土への奴隷制拡大をめぐって鋭く対立していた。
1860年、奴隷制拡大に反対する共和党のリンカンが大統領に当選すると、南部11州は連邦を離脱してアメリカ連合国を結成、1861年に南北戦争が始まった。
リンカンは1863年に奴隷解放宣言を発して内外の支持を集め、同年のゲティスバーグの勝利で戦局は北部優位となり、1865年に北部が勝利した。
奴隷制は憲法修正第13条で廃止されたが、南部では人種差別がその後も長く続いた。

ひっかけポイント
開戦の主体を取り違えない。奴隷制の「拡大」に反対したのがリンカンで、離脱したのは南部。戦後も差別が続いた点は公民権運動(1960年代)への伏線として問われる。

選択肢の確認

①「イギリスが参戦して南部が勝利した」
誤り。
イギリスは南部を承認せず参戦しておらず、戦争は北部の勝利に終わった。

②「戦後、奴隷制は南部でのみ存続が認められた」
誤り。
戦後の憲法修正第13条により奴隷制は全国で廃止された。南部でのみ存続が認められたわけではない。

③「奴隷制の拡大に反対するリンカンの大統領当選を機に、南部諸州が連邦を離脱して始まった」
正しい。
正解。奴隷制の拡大に反対するリンカンが1860年に当選すると、南部諸州は連邦を離脱してアメリカ連合国を結成し、1861年に南北戦争が始まった。

④「北部が奴隷制の拡大を求めて開戦した」
誤り。
奴隷制の拡大を求めたのは綿花プランテーションを抱える南部であり、北部はその拡大に反対した。

覚えるポイント

  • 1860年リンカン当選→南部離脱→1861年開戦
  • 奴隷解放宣言は1863年
  • 1865年北部勝利、憲法修正第13条で奴隷制廃止

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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