WT4-E10歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究D 諸地域の結合・変容(3) 帝国主義とナショナリズムの高揚

19世紀前半のラテンアメリカ諸国の独立について述べた文として正しいものはどれか。

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正解: 3

正解

シモン・ボリバルらクリオーリョ層の指導で、スペインから多くの国が独立した

この問題のポイント

ラテンアメリカ独立運動の担い手を問う問題。クリオーリョ層とシモン・ボリバルの名を押さえれば解ける。

解説

クリオーリョとは、ラテンアメリカ生まれの白人のこと。彼らは本国スペイン生まれの白人に官職を独占され、不満を強めていた。
ナポレオン戦争で本国スペインが混乱すると、クリオーリョ層を中心に独立運動が高揚した。シモン・ボリバルは大コロンビアやボリビアを、サン・マルティンはアルゼンチン・チリ・ペルーを解放し、1820年代までに多くの国が独立した。
これに先立つ1804年には、フランス領サン・ドマングで黒人奴隷が蜂起し、世界初の黒人共和国ハイチが独立している。
ただし独立後も単一産品に頼るモノカルチャー経済が続き、イギリスやアメリカへの経済的従属という課題が残った。

ひっかけポイント
「ハイチ(1804年・黒人奴隷の革命)が最初の独立」という順序が頻出。独立の指導層は先住民ではなくクリオーリョ(植民地生まれの白人)である点も引っかけどころ。

選択肢の確認

①「スペインが自発的にすべての植民地を手放した」
誤り。
スペインは独立を認めず各地で戦ったが敗れたのであり、自発的に手放したのではない。

②「20世紀まで独立国は一つもなかった」
誤り。
1804年のハイチを最初に、1820年代には多くの国が独立を達成している。

③「シモン・ボリバルらクリオーリョ層の指導で、スペインから多くの国が独立した」
正しい。
正解。ナポレオン戦争で本国スペインが混乱するなか、シモン・ボリバルやサン・マルティンらクリオーリョの指導で多くの国が独立した。

④「独立運動はすべて先住民が単独で指導した」
誤り。
独立運動の指導層は植民地生まれの白人であるクリオーリョが中心であり、先住民が単独で指導したわけではない。

覚えるポイント

  • ハイチ独立は1804年、世界初の黒人共和国
  • 独立の担い手はクリオーリョ層
  • ボリバルは大コロンビア、サン・マルティンは南部を解放

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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