KZ-R7H-12歴史総合・世界史探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 本試験

図の進路はイングランドにも向かっている。11世紀前半にイングランドを征服し、デンマークなどと合わせた「北海帝国」を築いた王はだれか。

KZ-R7H-12の問題図版
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正解: 2

正解

クヌート(カヌート)

この問題のポイント

11世紀前半にイングランドを征服したデーン人の王を問う問題。クヌートの北海帝国と、その前後のアルフレッド大王・ノルマン征服との時系列の整理が核心。

解説

ヴァイキングのうち、デンマーク地方のデーン人は9世紀からイングランドへ侵入を繰り返した。9世紀末、ウェセックス王アルフレッド大王が抗戦して王国を守ったが、その後も侵入はやまなかった。
11世紀前半、デーン人の王子クヌートはついにイングランドを征服して王となった(1016年)。彼はさらにデンマーク・ノルウェーの王位も兼ね、北海をまたぐ「北海帝国」を築いた。
ただしこの帝国はクヌート個人の力量に支えられており、彼の死後まもなく解体する。イングランドではアングロ・サクソン系の王家が復活した。
そして1066年、今度はノルマンディー公ウィリアムが征服する(ノルマン・コンクェスト)。イングランドは「デーン人→アングロ・サクソン→ノルマン人」と支配者が交替した島であり、この順序がよく問われる。

ひっかけポイント
アルフレッド大王はデーン人と「戦った」側(9世紀末)、クヌートは「征服した」側(11世紀前半)で、立場と時期を混同しやすい。リューリクは東方のノヴゴロドの首長、ユーグ・カペーはフランスのカペー朝の祖である。

選択肢の確認

①「リューリク」
誤り。
リューリクは東方でノヴゴロド国を建てたとされる首長で、イングランドではなくロシアの起源に関わる人物である。

②「クヌート(カヌート)」
正しい。
正解。デーン人のクヌートは1016年にイングランドを征服し、デンマーク・ノルウェーと合わせて北海帝国を築いた。

③「アルフレッド大王」
誤り。
アルフレッド大王は9世紀末にデーン人の侵入と戦ってウェセックス王国を守った側の王で、征服者ではない。

④「ユーグ・カペー」
誤り。
ユーグ・カペーは987年にフランスでカペー朝を開いた王で、イングランド征服とは無関係である。

覚えるポイント

  • クヌートは1016年イングランド征服、北海帝国を建設
  • アルフレッド大王は9世紀末にデーン人へ抗戦
  • 1066年ノルマン・コンクェストで再び征服される

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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