KZ-R7H-07歴史総合・世界史探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 本試験

図はヴァイキングの主な進路を示し、西方への航路は北米大陸まで達している。この図が示す歴史的事実として最も適切なものはどれか。

KZ-R7H-07の問題図版
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正解: 2

正解

コロンブス以前の10〜11世紀に、北欧の人々が北米大陸に到達していた

この問題のポイント

ヴァイキングの西方航路が示す事実を問う問題。コロンブスより約500年早い10〜11世紀の北米到達を、ランス・オ・メドー遺跡という考古学的証拠と結び付ける。

解説

8〜11世紀、スカンディナヴィアのノルマン人(ヴァイキング)は優れた造船・航海技術で各地へ進出した。西方へはアイスランド、グリーンランドへと移住を重ね、1000年ごろには北米大陸(ヴィンランドと呼ばれた)に到達した。
これを裏付けるのが、カナダのニューファンドランド島で1960年代に発見されたランス・オ・メドー遺跡である。北欧式の住居跡が確認され、サガ(北欧の伝承)の記述が考古学的に証明された。
コロンブスの1492年より約500年早い到達だが、先住民との衝突などで定住は続かなかった。
したがって「到達はしたが、大陸間の恒常的な結び付きは生まれなかった」と理解するのが正確で、世界の一体化はやはり大航海時代以降となる。

ひっかけポイント
「到達した」ことと「恒久的な国家や継続的交流を築いた」ことを区別する。恒久的大国家の建設という誇張表現の選択肢は誤り。

選択肢の確認

①「ヴァイキングは地中海には一切進出しなかった」
誤り。
ヴァイキング(ノルマン人)は地中海にも進出し、両シチリア王国を建てている。地中海に進出しなかったという説明は誤り。

②「コロンブス以前の10〜11世紀に、北欧の人々が北米大陸に到達していた」
正しい。
正解。ランス・オ・メドー遺跡は10世紀末〜11世紀の北欧系住居跡で、コロンブスより約500年早いヨーロッパ人の北米到達を示す考古学的証拠である。

③「ヴァイキングが北米に恒久的な大国家を築いた」
誤り。
会話文にもあるとおり定住は続かず、夏季の拠点にとどまった。恒久的な大国家を築いたという説明は遺跡の性格(家畜の形跡なし)と矛盾する。

④「北米への航路は19世紀に初めて開かれた」
誤り。
図と遺跡は10〜11世紀の到達を示しており、19世紀に初めて開かれたという説明は約800年ずれている。

覚えるポイント

  • ヴァイキングは1000年ごろ北米(ヴィンランド)到達
  • 証拠はランス・オ・メドー遺跡(ニューファンドランド)
  • コロンブス1492年より約500年早いが定住は続かず

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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