KZ-R7H-08|歴史総合・世界史探究 対策問題
同じ図のaはロロの一派が定住した地域、bは東方の河川を下った到達先を指す。a・bの組合せとして正しいものはどれか。

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正解: 1
正解
a=北フランス(ノルマンディー地方)・b=ビザンツ帝国方面
この問題のポイント
ヴァイキングの定住先a・bの組合せを問う地図問題。西のノルマンディー(ロロ)と東のルーシ(ビザンツ方面)という進出の2方向を押さえていれば解ける。
解説
ヴァイキングの進出は多方向に及んだ。西では、首長ロロの一派がセーヌ川流域を荒らし、911年に西フランク王から北フランスの土地を封土として与えられ、ノルマンディー公国を建てた。
その子孫のノルマンディー公ウィリアムが、1066年にイングランドを征服する(ノルマン・コンクェスト)。
東では、スウェーデン系のヴァイキング(ルーシと呼ばれた)がバルト海からドニエプル川などの河川を下り、黒海を経てビザンツ帝国まで達した。彼らはノヴゴロド国やキエフ公国を建て、ロシアの起源となった。
地図では、川をさかのぼり、また下るという内陸水路のルートが東方進出の特徴である点に注目したい。
ひっかけポイント
ノルマン人の建国は「西のノルマンディー・南のシチリア(両シチリア王国)・東のルーシ」の3方向。行き先の組合せを入れ替える選択肢に注意。
選択肢の確認
①「a=北フランス(ノルマンディー地方)・b=ビザンツ帝国方面」
✅ 正しい。
正解。ロロの一派は911年に北フランスに定住してノルマンディー公国を建て、東方のルーシは河川を下ってビザンツ帝国方面と交易・遠征を行った。
②「a=イベリア半島・b=インド」
❌ 誤り。
イベリア半島への大規模な定住国家はなく、インドへの東方進出も河川交通の範囲を大きく超える。地図の矢印の終点と合わない。
③「a=北アフリカ・b=中国」
❌ 誤り。
北アフリカ・中国はいずれもヴァイキングの定住・到達地として図に示されていない。東方の矢印は黒海・カスピ海方面で止まる。
④「a=イングランド・b=エジプト」
❌ 誤り。
イングランドはロロではなくその子孫ウィリアムが1066年に征服した地であり、エジプトも河川ルートの終点として誤り。
覚えるポイント
- ロロは911年ノルマンディー公国を建国
- 1066年ノルマン・コンクェスト(ウィリアム)
- 東のルーシはノヴゴロド国・キエフ公国を建てロシアの起源に
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。