WT8-A16|歴史総合・世界史探究 対策問題
百年戦争について述べた文として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
ジャンヌ・ダルクの活躍などでフランスが勝利し、王権が強化された
この問題のポイント
百年戦争の結果を問う。ジャンヌ・ダルクの登場でフランスが勝利し、両国で王権強化が進んだという因果が核心。
解説
前提として、百年戦争(1339〜1453年)は、フランス王位継承権と毛織物産地フランドル地方をめぐる英仏の戦争である。
前半は長弓兵を駆使するイギリスが優勢で、クレシーの戦いなどで勝利を重ね、フランスは崩壊寸前まで追い込まれた。
転機は1429年、農民の娘ジャンヌ・ダルクが包囲されたオルレアンを解放したことである。士気を回復したフランスは反攻に転じ、1453年、カレーを除く全土からイギリス勢力を追い出して勝利した。
重要なのは構造的な帰結である。長期の戦争で諸侯・騎士が没落し、両国とも**王権の強化(中央集権化)**が進んで、主権国家形成への道が開かれた。1453年はビザンツ帝国滅亡と同年である点も頻出。
ひっかけポイント
1453年=百年戦争終結=コンスタンティノープル陥落(ビザンツ滅亡)の同年セットは整序問題の超定番。宗教改革(1517年〜)が原因という選択肢は時代が逆。
選択肢の確認
①「ジャンヌ・ダルクの活躍などでフランスが勝利し、王権が強化された」
✅ 正しい。
フランス王位継承とフランドルをめぐる百年戦争は、ジャンヌ・ダルクのオルレアン解放を転機にフランスが盛り返して1453年に勝利し、諸侯・騎士の没落とともに王権が強化された。
②「イギリスがフランス全土を征服して終わった」
❌ 誤り。
戦争前半はイギリスが優勢だったが最終的にはフランスが勝利し、イギリスは大陸の領土をほぼ失った。
③「ドイツとイタリアの戦争である」
❌ 誤り。
戦ったのはイギリスとフランスであり、ドイツとイタリアの戦争ではない。
④「宗教改革が原因で起こった」
❌ 誤り。
宗教改革は1517年に始まる16世紀の動きであり、14世紀から15世紀の百年戦争の原因ではない。
覚えるポイント
- 百年戦争は1339〜1453年、英仏の戦い
- ジャンヌ・ダルクのオルレアン解放(1429年)が転機
- 帰結は諸侯・騎士の没落と王権強化
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。