WT8-B08歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究C 諸地域の交流・再編(3) アジア諸地域とヨーロッパの再編

ルイ14世の統治について述べた文として正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

「太陽王」と呼ばれ、ヴェルサイユ宮殿を造営して絶対王政の頂点を示した

この問題のポイント

ルイ14世の統治を問う。太陽王・ヴェルサイユ宮殿・絶対王政の頂点という基本と、ナントの王令廃止の失政まで押さえたい。

解説

前提として、17世紀のフランスでは、国王が官僚と常備軍を握り、王権神授説を背景に統治する絶対王政が確立していた。
その頂点がルイ14世(在位1643〜1715年)である。「朕は国家なり」の言葉に象徴される親政を行い、「太陽王」と呼ばれた。

  • 壮麗なヴェルサイユ宮殿を造営し、各国宮廷の模範となった
  • 財務総監コルベールが重商主義政策で国庫を潤した
    しかし失政もあった。1685年のナントの王令の廃止により、信仰を認められていた新教徒(ユグノー)が弾圧され、商工業を担う多くの人材が国外へ流出して経済に打撃を与えた。
    相次ぐ侵略戦争の戦費もかさみ、晩年には国力が消耗し、後のフランス革命の遠因となる財政難の種がまかれた。

ひっかけポイント
ナントの王令は発布(1598年アンリ4世)と廃止(1685年ルイ14世)で人物が異なる。宗教的寛容を貫いたとする選択肢は廃止の事実と矛盾。

選択肢の確認

①「共和政の大統領として統治した」
誤り。
ルイ14世はブルボン朝の国王であり、共和政の大統領ではない。

②「宗教的寛容を最後まで貫いた」
誤り。
ルイ14世は1685年にナントの王令を廃止してユグノーを弾圧しており、宗教的寛容を貫いてはいない。

③「「太陽王」と呼ばれ、ヴェルサイユ宮殿を造営して絶対王政の頂点を示した」
正しい。
ルイ14世は太陽王と呼ばれ、ヴェルサイユ宮殿を造営し、財務総監コルベールの重商主義に支えられて絶対王政の頂点に立った。

④「議会の同意なしには課税できなかった」
誤り。
議会の同意なしに課税できないと定めたのはイギリスの権利の請願や権利章典であり、フランスでは三部会が長く招集されなかった。

覚えるポイント

  • ルイ14世=太陽王、ヴェルサイユ宮殿造営
  • コルベールの重商主義
  • 1685年ナントの王令廃止でユグノー流出

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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