WT8-B16歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究C 諸地域の交流・再編(3) アジア諸地域とヨーロッパの再編

ムガル帝国の建築で、シャー・ジャハーンが亡き妃のために建てた墓廟はどれか。

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正解: 4

正解

タージ・マハル

この問題のポイント

シャー・ジャハーンが建てたタージ・マハルを問う。インド・イスラーム建築の代表という文化融合の文脈で覚える。

解説

前提として、16世紀に成立したムガル帝国は、イスラーム勢力がヒンドゥー社会を支配する帝国であり、両文化の融合が進んだ。
第5代皇帝シャー・ジャハーンは、愛妃ムムターズ・マハルの死を悼み、アグラの郊外に白大理石の壮麗な墓廟タージ・マハル(17世紀半ば完成)を建てた。
ペルシア様式のドームとインドの装飾技法が融合したインド・イスラーム建築の最高傑作とされる。ただし莫大な建設費は財政を圧迫し、皇帝自身は息子アウラングゼーブに幽閉されて生涯を終えた。
文化融合の同じ文脈で、公用語ペルシア語と現地語が混じったウルドゥー語、ヒンドゥーとイスラームの要素をあわせ持つシク教も生まれている。
アルハンブラ宮殿はナスル朝(スペイン)、アンコール・ワットはカンボジア、ポタラ宮はチベットで別物。

ひっかけポイント
タージ・マハルは宮殿ではなく墓廟である点に注意。アルハンブラ宮殿(ナスル朝)などイスラーム系建築物との場所・王朝の入れ替えが定番。

選択肢の確認

①「アルハンブラ宮殿」
誤り。
アルハンブラ宮殿はイベリア半島のナスル朝が築いた宮殿であり、ムガル帝国の建築ではない。

②「アンコール・ワット」
誤り。
アンコール・ワットはカンボジアのアンコール朝が築いた寺院である。

③「ポタラ宮」
誤り。
ポタラ宮はチベットのラサにあるダライ・ラマの宮殿である。

④「タージ・マハル」
正しい。
ムガル皇帝シャー・ジャハーンが愛妃ムムターズ・マハルのためにアグラに建てた白大理石の墓廟がタージ・マハルで、インド・イスラーム建築の最高傑作とされる。

覚えるポイント

  • タージ・マハル=シャー・ジャハーンが妃のために建てた墓廟
  • インド・イスラーム建築の最高傑作(アグラ)
  • 同じ融合文化=ウルドゥー語・シク教・ムガル絵画

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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