WT9-K19歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究C 諸地域の交流・再編(2) 結び付くユーラシアと諸地域

中世ヨーロッパのゴシック様式の建築の特徴として正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

尖頭アーチとステンドグラスを特徴とし、パリのノートルダム大聖堂が代表例である

この問題のポイント

ゴシック様式の特徴を問う。尖頭アーチとステンドグラス、代表例ノートルダム大聖堂を、ロマネスク様式と対比して覚える。

解説

前提として、中世ヨーロッパの教会建築は、11世紀ごろのロマネスク様式から12世紀以降のゴシック様式へと発展した。

  • ロマネスク様式:厚い石壁と半円アーチ、小さな窓。重厚で薄暗い内部。ピサ大聖堂が代表
  • ゴシック様式尖頭アーチと外側から支える飛梁(フライング・バットレス)により、高い天井と大きな窓を実現。壁面を減らせたためステンドグラスの光が堂内を満たした
    ゴシックの代表が、パリのノートルダム大聖堂、シャルトル大聖堂、ケルン大聖堂である。天へ伸びる垂直性は、神への信仰を形にしたものとされる。
    大聖堂の建設ラッシュは、商業の復活で富を蓄えた中世都市の経済力と信仰の結晶であり、大学の成立と同時代である点も、中世文化の文脈で問われる。

ひっかけポイント
ロマネスク(半円アーチ・厚い壁・重厚)とゴシック(尖頭アーチ・ステンドグラス・垂直性)の特徴の入れ替えが図版問題の定番。ドームと重厚な壁はビザンツ様式の特徴。

選択肢の確認

①「木造平屋建てを基本とする」
誤り。
ゴシックの大聖堂は石造の高層建築であり、木造平屋建てを基本とするものではない。

②「20世紀に始まった様式である」
誤り。
ゴシック様式は12世紀以降の中世ヨーロッパで発達した様式であり、20世紀に始まったものではない。

③「尖頭アーチとステンドグラスを特徴とし、パリのノートルダム大聖堂が代表例である」
正しい。
12世紀以降のゴシック様式は尖頭アーチと飛梁で高い天井を実現し、壁を減らしてステンドグラスの光で内部を満たした。パリやシャルトルの大聖堂が代表例である。

④「ドームと重厚な壁を特徴とするビザンツ様式の別名である」
誤り。
ドームと重厚な壁を特徴とするのはビザンツ様式やロマネスク様式であり、垂直性と光を特徴とするゴシックとは別の様式である。

覚えるポイント

  • ゴシック=尖頭アーチ・飛梁・ステンドグラス
  • 代表はノートルダム・シャルトル・ケルン大聖堂
  • 先行するロマネスク=半円アーチと厚い壁

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

WT9-K18WT9-K20