WT9-K09|歴史総合・世界史探究 対策問題
ギリシア哲学の系譜として正しい師弟関係の順はどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
ソクラテス → プラトン → アリストテレス
この問題のポイント
ギリシア哲学の師弟関係を問う。ソクラテス→プラトン→アリストテレスの順と、各人のキーワードの対応で解ける基本問題。
解説
前提として、前5〜前4世紀のアテネでは、ポリス社会の繁栄と動揺の中で、人間と真理を探究する哲学が発達した。
師弟の系譜は次のとおりである。
- ソクラテス(前469ごろ〜前399年):問答法により相手に無知を自覚させる「無知の知」を説いた。著作は残さず、衆愚政治の中で死刑判決を受けた
- プラトン:ソクラテスの弟子。永遠の真実在イデアを説き、学園アカデメイアを創設。哲人政治を理想とした
- アリストテレス:プラトンの弟子。現実の観察を重視して諸学問を体系化し、「万学の祖」と呼ばれる。アレクサンドロス大王の家庭教師も務めた
アリストテレスの学問は、イスラーム世界で研究された後、中世ヨーロッパに逆輸入されてスコラ学に決定的な影響を与えた。この長い知の系譜まで問われる。
ひっかけポイント
ソ→プ→アの順の入れ替えと、キーワード(無知の知・イデア・万学の祖)の対応のずらしが定番。アリストテレスとアレクサンドロス大王の師弟関係も頻出。
選択肢の確認
①「アリストテレス → プラトン → ソクラテス」
❌ 誤り。
アリストテレスはプラトンの弟子であり、プラトンはソクラテスの弟子であるため、並びが完全に逆になっている。
②「プラトン → ソクラテス → アリストテレス」
❌ 誤り。
プラトンはソクラテスの弟子であり、ソクラテスより先に置くことはできない。
③「ソクラテス → アリストテレス → プラトン」
❌ 誤り。
アリストテレスはプラトンの弟子であるため、プラトンより前に置くのは誤りである。
④「ソクラテス → プラトン → アリストテレス」
✅ 正しい。
問答法で無知の知を説いたソクラテス、その弟子でイデア論を唱えアカデメイアを開いたプラトン、さらにその弟子で万学の祖と呼ばれたアリストテレスという師弟の系譜である。
覚えるポイント
- ソクラテス=無知の知・問答法
- プラトン=イデア論・アカデメイア
- アリストテレス=万学の祖、アレクサンドロスの師
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。