WT9-S13|歴史総合・世界史探究 対策問題
「上からの近代化」の事例の組合せとして最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
ピョートル1世の改革・タンジマート・明治維新
この問題のポイント
上からの近代化の事例を問う。ピョートル1世・タンジマート・明治維新という支配層主導の改革の組合せを選べるかが核心。
解説
前提として、近代化には、市民や民衆が主導する「下から」の道と、危機感を持った支配層が主導する「上から」の道がある。この類型で歴史事象を分類させるのが共通テストの定番である。
正解の3つはいずれも支配層主導である。
- ピョートル1世の改革(ロシア・17世紀末〜):皇帝自らが西欧の技術・制度を導入
- タンジマート(オスマン帝国・1839年〜):スルタンの勅令による司法・行政・軍事の西欧化改革
- 明治維新(日本・1868年〜):新政府による上からの近代化
対照的に、ピューリタン革命・アメリカ独立革命・フランス革命は市民が主体の「下から」の革命であり、五・四運動や三・一独立運動は民衆の抵抗運動、ラダイト運動やチャーティスト運動は労働者の運動である。主体が誰かに注目して仕分けるのが解法の鍵となる。
ひっかけポイント
上から(支配層主導)か下から(市民・民衆主導)かという主体の区別が全て。日本の明治維新が世界史の比較対象として登場する点は歴史総合との重なりで頻出。
選択肢の確認
①「ピョートル1世の改革・タンジマート・明治維新」
✅ 正しい。
ピョートル1世の西欧化、オスマン帝国のタンジマート、日本の明治維新は、いずれも支配層が主導して西欧型の制度や技術を導入した上からの近代化の事例である。
②「フランス革命・アメリカ独立革命・ピューリタン革命」
❌ 誤り。
フランス革命・アメリカ独立革命・ピューリタン革命は市民が主体となった下からの革命であり、方向が逆である。
③「五・四運動・三・一独立運動・インド国民会議」
❌ 誤り。
五・四運動や三・一独立運動は民衆が担った民族運動であり、支配層主導の近代化とは性格が異なる。
④「ラダイト運動・チャーティスト運動・パリ・コミューン」
❌ 誤り。
ラダイト運動やチャーティスト運動、パリ・コミューンは労働者や民衆の抵抗運動であり、上からの改革ではない。
覚えるポイント
- 上からの近代化=ピョートル改革・タンジマート・明治維新
- タンジマートは1839年からのオスマン改革
- 英米仏の市民革命は下からの類型
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。