WT9-S12歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究E 地球世界の課題(4) 地球世界の課題の探究

革命の広がり方について、フランス革命とロシア革命に共通する点として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

周辺諸国が革命の波及を恐れて干渉戦争を起こした

この問題のポイント

フランス革命とロシア革命の共通点を問う。周辺国による干渉戦争と、それが革命の急進化を招いた共通の因果構造が核心。

解説

前提として、革命の比較は、個別の出来事の暗記ではなく共通の構造を見抜く思考力型の問題として出題される。
両革命に共通するのは、周辺諸国の干渉戦争である。

  • フランス革命:オーストリア・プロイセンとの開戦後、イギリス主導の対仏大同盟が結成され、革命フランスを包囲した
  • ロシア革命:英仏米日などが対ソ干渉戦争を起こした。日本のシベリア出兵(1918年〜)もその一環である
    どちらも、既存秩序の側が革命の「伝染」を恐れて介入した。そして重要なのは、外からの圧力がかえって革命政権の防衛的な結束と急進化を招いた点である。フランスでは恐怖政治、ロシアでは戦時共産主義がその現れとされる。
    ルイ16世は処刑、ニコライ2世一家は銃殺と、君主の結末が共通する点も対比の素材になる。

ひっかけポイント
干渉戦争→革命の急進化(恐怖政治・戦時共産主義)という共通の因果構造を問うのがこの型。国王・皇帝が天寿を全うしたという選択肢は両者とも事実に反する。

選択肢の確認

①「国王・皇帝はいずれも国外亡命して天寿を全うした」
誤り。
ルイ16世は1793年に処刑され、ニコライ2世は1918年に一家とともに銃殺されており、亡命して天寿を全うしてはいない。

②「周辺諸国が革命の波及を恐れて干渉戦争を起こした」
正しい。
フランス革命には対仏大同盟による干渉戦争が、ロシア革命には日本のシベリア出兵を含む対ソ干渉戦争が起こった。既存秩序の側が革命の波及を恐れて介入した点が共通する。

③「革命は外国の干渉を一切受けなかった」
誤り。
どちらの革命も周辺諸国の武力干渉を受けており、一切受けなかったという説明は事実に反する。

④「革命政権は数日で崩壊した」
誤り。
フランスの革命政権もソヴィエト政権も長期にわたって存続しており、数日で崩壊してはいない。

覚えるポイント

  • フランス革命には対仏大同盟の干渉戦争
  • ロシア革命には対ソ干渉戦争(日本はシベリア出兵)
  • 外圧が恐怖政治・戦時共産主義という急進化を招く

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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