WT9-S22|歴史総合・世界史探究 対策問題
エネルギーの歴史について、人類が主に利用してきたエネルギー源の変遷として正しいものはどれか。
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正解: 1
正解
人力・畜力・薪 → 石炭 → 石油 → 原子力・再生可能エネルギーの模索
この問題のポイント
エネルギー源の変遷を問う。人力・薪から石炭、石油、原子力・再生可能エネルギーへという転換の順序と、各段階の歴史的意味が核心。
解説
前提として、人類が使う主要エネルギーの転換は、産業・軍事・国際関係のあり方まで規定してきた。
変遷は次の順である。
- 産業革命前:人力・畜力・薪炭・水力・風力が中心
- 石炭:18世紀後半からの産業革命の動力源。蒸気機関と結びつき、産炭国イギリスの覇権を支えた
- 石油:19世紀末の内燃機関の発明以降、20世紀に主役となる。自動車・航空機・艦船の燃料となり、中東の地政学的重要性を一気に高めた
- 原子力:戦後に発電へ利用が広がるが、チェルノブイリ・福島の事故で安全性が問われた
- 現在:気候変動対策として再生可能エネルギーへの転換を模索
石炭から石油への転換が中東を国際政治の焦点に変えたという接続が定番論点である。エネルギーから世界史を貫いて見る、新課程の看板テーマといえる。
ひっかけポイント
石炭(第1次産業革命)と石油(20世紀の主役)の順序の入れ替えが定番。石油への転換が中東の重要性を生んだという地政学との接続まで問われる。
選択肢の確認
①「人力・畜力・薪 → 石炭 → 石油 → 原子力・再生可能エネルギーの模索」
✅ 正しい。
産業革命前の人力・畜力・薪炭や水力から、石炭(第1次産業革命)、石油(第2次産業革命以降)、そして原子力と再生可能エネルギーの模索へとエネルギーの主役は移ってきた。
②「石油 → 石炭 → 薪 → 原子力」
❌ 誤り。
薪などの利用が最も古く石油の大量利用は20世紀であるため、並びが逆になっている。
③「原子力 → 石油 → 石炭 → 薪」
❌ 誤り。
原子力の実用化は20世紀半ば以降で最も新しく、最初に置くことはできない。
④「石炭 → 薪 → 原子力 → 石油」
❌ 誤り。
薪の利用は石炭より前であり、石油の普及は原子力の実用化より前であるため順序が誤っている。
覚えるポイント
- 薪・人力→石炭(産業革命)→石油(20世紀)の順
- 石油の時代が中東の地政学的重要性を生む
- 現在は原子力の見直しと再生可能エネルギーの模索
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。