BK-HOMEOSTASIS-03|生物基礎 対策問題
動物のすい臓を除去すると空腹時血糖濃度が90 mg/dLから280 mg/dLへ上昇した。その後インスリンを投与すると130 mg/dLへ低下した。この結果から最も適切にいえることはどれか。
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正解: 4
解き方
問題文の数値・実験操作・比較対象を整理し、すい臓除去で90→280 mg/dL、インスリン補充で280→130 mg/dLとなった二段階を対応させ、インスリンの作用方向を判定するという手順で判定する。
正解の根拠
「すい臓由来のインスリンは血糖濃度を下げる方向に働く」
すい臓除去後の高血糖がインスリン投与で150 mg/dL低下したため、すい臓由来インスリンが血糖を下げる方向に働くことを支持する。
誤答の理由
- 「インスリン投与による低下は、肝臓のグリコーゲン分解が促進されたためである」:肝臓のグリコーゲン分解はグルコースを血中へ放出して血糖を上げる作用なので、投与後の低下とは向きが逆である。
- 「除去後の上昇は血糖調節が強まった結果で、インスリン投与とは関係しない」:除去後に血糖が90から280 mg/dLへ上がったのは、血糖を下げる調節が失われた結果と考えられ、調節が強まったとはいえない。
- 「投与後も90 mg/dLへ戻らないため、インスリンは血糖調節へ関与しない」:投与後に元の90 mg/dLまで完全に戻らなくても、280から130 mg/dLへの低下はインスリンの関与を示す。投与量・時間や他のすい臓機能も影響し得る。
覚えるポイント
必ず覚える:すい臓除去で90→280 mg/dL、インスリン補充で280→130 mg/dLとなった二段階を対応させ、インスリンの作用方向を判定する。用語だけでなく因果関係まで説明できるようにする。
共通テストでの解き方
共通テストの注意:器官除去だけで終えず、欠けた因子を補って表現型が戻るかを見る『除去+補充』の結果を合わせて読む。