BI-EXPRESSION-03|生物 対策問題
ある遺伝子の前駆体mRNAはエキソン1・2・3・4を含むが、組織Aの成熟mRNAは1・2・4、組織Bでは1・3・4からなっていた。この結果を最もよく説明するものはどれか。
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正解: 1
解き方
問題文の数値・実験操作・比較対象を整理し、共通の前駆体mRNA 1・2・3・4から、組織Aでは1・2・4、組織Bでは1・3・4が残る違いを、選択的スプライシングで説明するという手順で判定する。
正解の根拠
「組織ごとに選択的スプライシングが起こり、異なるタンパク質がつくられ得る」
組織Aではエキソン3を、Bではエキソン2を選択的に除いて1・2・4と1・3・4をつくることで、同じ遺伝子から異なるタンパク質アイソフォームが生じ得る。
誤答の理由
- 「組織Aではエキソン3を、組織Bではエキソン2を含むDNA領域そのものが欠失した」:同一個体の組織A・Bは原則同じDNAをもち、観察されたのは成熟mRNAのエキソン構成差である。DNA上のエキソン3や2自体が組織ごとに欠失したとはいえない。
- 「二つの成熟mRNAは同じエキソンを含み、検出時の番号の付け方が異なった」:組織Aは1・2・4、組織Bは1・3・4で、中央のエキソンが実際に異なる。番号の付け方だけが違い同じ構成という説明は資料と矛盾する。
- 「スプライシングは転写開始点を選び、成熟mRNAのエキソン構成には影響しない」:スプライシングは前駆体mRNAからイントロンを除きエキソンを連結する過程で、どのエキソンを残すかによって成熟mRNAの構成へ直接影響する。
覚えるポイント
必ず覚える:共通の前駆体mRNA 1・2・3・4から、組織Aでは1・2・4、組織Bでは1・3・4が残る違いを、選択的スプライシングで説明する。用語だけでなく因果関係まで説明できるようにする。
共通テストでの解き方
共通テストの注意:選択的スプライシングにより一遺伝子から複数の成熟mRNA・タンパク質をつくれる。DNA配列の差ではなく転写後加工の差と見抜く。