RN2-B05公共・倫理 対策問題

倫理A 人間としての在り方生き方(1) 青年期の課題と自己形成

エリクソンのライフサイクル論についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

エリクソンは、人生を乳児期から老年期までの8つの段階に分け、各段階に達成すべき固有の発達課題があるとした

この問題のポイント

ライフサイクル論の枠組みを問う問題。「人生8段階」「各段階に固有の課題」「発達は生涯続く」という3点がわかれば解ける。

解説

精神分析学者エリクソンは、人間の一生を**ライフサイクル(人生周期)**としてとらえ、乳児期から老年期までの8つの段階に区分した。
重要なのは、各段階にそれぞれ固有の発達課題が設定されていることである。課題は「達成」対「危機」の対の形で示される。

  • 乳児期基本的信頼の獲得(対 不信)。養育者との関わりから世界への信頼感を得る
  • 幼児期:自律性の獲得など
  • 学童期勤勉性の獲得(対 劣等感)
  • 青年期アイデンティティの確立(対 拡散)
  • 成人期:親密性の獲得、次世代を育てる世代性など
  • 老年期:人生の統合(対 絶望)
    各段階の課題の達成は次の段階の土台となり、発達は青年期で終わるのではなく生涯にわたって続く。乳児期=基本的信頼、学童期=勤勉性という対応は入れ替えて問われやすく、青年期の課題がアイデンティティの確立である点が最頻出である。

ひっかけポイント
各段階と課題の対応の入れ替え(基本的信頼と勤勉性など)が定番。発達課題は全段階にあり、発達は生涯続くという枠組みの理解も問われる。

選択肢の確認

①「エリクソンは、乳児期の発達課題を勤勉性の獲得、学童期の課題を基本的信頼の獲得とした」
誤り。
誤答理由: 乳児期の課題は基本的信頼の獲得、学童期の課題は勤勉性の獲得であり、この説明は両者を入れ替えている。

②「ライフサイクル論は、人間の発達が青年期で完了すると考える理論である」
誤り。
誤答理由: ライフサイクル論では発達は青年期で完了せず、成人期・老年期まで生涯にわたって続くとされる。

③「エリクソンは、人生を乳児期から老年期までの8つの段階に分け、各段階に達成すべき固有の発達課題があるとした」
正しい。
正解。エリクソンは人生を8段階に分け、各段階に固有の発達課題があるとするライフサイクル論を唱えた。

④「エリクソンのライフサイクル論では、発達課題は乳児期にのみ存在するとされる」
誤り。
誤答理由: 発達課題は乳児期だけでなく、乳児期から老年期までのすべての段階に設定されている。

覚えるポイント

  • ライフサイクル=人生を8段階に区分
  • 乳児期=基本的信頼、学童期=勤勉性、青年期=アイデンティティ
  • 発達は青年期で終わらず生涯続く

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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