RN2-B09|公共・倫理 対策問題
ハヴィガーストの発達課題についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 3
正解
ハヴィガーストは、青年期の発達課題として、同年代の男女との成熟した交際、親からの情緒的自立、職業選択とその準備などを挙げた
この問題のポイント
ハヴィガーストの発達課題の内容を問う問題。「自立と社会参加への準備」という青年期課題の方向性がわかれば、依存の維持などの逆方向の選択肢を消せる。
解説
アメリカの教育学者ハヴィガーストは、発達課題という概念の提唱者として知られる。発達課題とは、人生の各発達段階で達成しておくべき課題であり、その達成が幸福と次の段階の課題の達成につながり、失敗すると不幸と後の課題の困難を招く、とされる。
ハヴィガーストは幼児期から老年期までの各段階すべてに課題を設定した。青年期の課題としては、
- 同年代の男女との、より成熟した交際を学ぶこと
- 自分の身体を受け入れ、性別に応じた社会的役割を学ぶこと
- 親や他の大人からの情緒的な自立
- 経済的自立の見通しを立て、職業を選択し準備すること
- 結婚と家庭生活への準備
- 行動の指針となる価値観や倫理体系を身につけること
などが挙げられている。全体を貫くのは、依存から自立へ、そして社会への参加へという方向である。エリクソンの発達課題(各段階の心理的危機)と並ぶ頻出概念であり、両者を区別して覚えたい。
ひっかけポイント
「依存の維持」は課題の方向(自立)と正反対。ハヴィガーストは発達課題の提唱者であり否定者ではない。課題は老年期のみでなく全段階にある。
選択肢の確認
①「ハヴィガーストの挙げた青年期の課題には、親への経済的・情緒的な依存を維持することが含まれる」
❌ 誤り。
誤答理由: 青年期の課題は親からの情緒的自立と経済的自立の見通しであり、依存の維持は課題の方向と逆である。
②「ハヴィガーストは、発達課題は老年期にのみ存在すると考えた」
❌ 誤り。
誤答理由: ハヴィガーストは幼児期から老年期までの各段階すべてに発達課題を設定した。老年期のみとする説明は誤りである。
③「ハヴィガーストは、青年期の発達課題として、同年代の男女との成熟した交際、親からの情緒的自立、職業選択とその準備などを挙げた」
✅ 正しい。
正解。ハヴィガーストは青年期の発達課題として、同年代の男女との成熟した交際、親からの情緒的自立、職業選択とその準備などを挙げた。
④「ハヴィガーストは、発達課題という考え方そのものを否定した心理学者である」
❌ 誤り。
誤答理由: ハヴィガーストは発達課題という概念の提唱者であり、否定した心理学者とする説明は事実と正反対である。
覚えるポイント
- ハヴィガースト=発達課題の提唱者
- 青年期の課題=男女の交際・情緒的自立・職業の選択と準備など
- 方向は依存から自立・社会参加へ
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。