RN4-018公共・倫理 対策問題

倫理A 人間としての在り方生き方(3) キリスト教とイスラーム

ユダヤ教・キリスト教・イスラームの三宗教の関係についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

いずれも同じ唯一神への信仰に根ざし、イスラームはモーセやイエスも預言者として認めつつムハンマドを最後の預言者とする

この問題のポイント

三つの一神教の系譜関係を問う問題。共通の根(唯一神・預言者の系譜)と、相違点(イエス・ムハンマドの位置づけ)を整理する。

解説

ユダヤ教・キリスト教・イスラームは、いずれも古代イスラエルの一神教の伝統に根ざす兄弟宗教である。三宗教とも、天地を創造した唯一神を信じ、アブラハムを信仰の父と仰ぐ。
相違は救済者・預言者の位置づけにある。

  • ユダヤ教:律法を守る選民の宗教。イエスをメシアとは認めず、メシアの到来をなお待ち望む
  • キリスト教:イエスを神の子・救い主(キリスト)と信じ、その贖罪による万人の救いを説く
  • イスラーム:モーセやイエスも預言者の一人として認めるが、神の子とはせず、ムハンマドを最後で最大の預言者とする
    イスラームがユダヤ教徒・キリスト教徒を、同じ啓示の書を持つ「啓典の民」として位置づけたことも重要である。

ひっかけポイント
イスラームはイエスを否定していない(預言者として尊重する)。またユダヤ教がイエスをメシアと認めたという説明も誤りである。

選択肢の確認

①「キリスト教とイスラームはいずれも多神教であり、一神教はユダヤ教だけである」
誤り。
誤答理由: キリスト教もイスラームも唯一神を信じる一神教である。とりわけイスラームは神の唯一性を最も厳格に強調する。

②「ユダヤ教はイエスを救世主と認め、イスラームはイエスの存在自体を否定している」
誤り。
誤答理由: ユダヤ教はイエスをメシアと認めていない。またイスラームはイエスの存在を否定せず、重要な預言者の一人として尊重する。

③「いずれも同じ唯一神への信仰に根ざし、イスラームはモーセやイエスも預言者として認めつつムハンマドを最後の預言者とする」
正しい。
正解。三宗教は同じ唯一神信仰の系譜に立ち、イスラームはモーセやイエスも預言者と認めつつ、ムハンマドを最後の預言者とする。

④「三宗教は互いにまったく無関係に成立し、教典や信仰の内容に共通点はない」
誤り。
誤答理由: 三宗教は古代イスラエルの一神教という共通の根から生まれた兄弟宗教であり、無関係で共通点がないという説明は誤りである。

覚えるポイント

  • 三宗教は同じ唯一神信仰の系譜に立つ
  • イスラームはイエスを預言者と認め神の子とはしない
  • ユダヤ教・キリスト教徒は啓典の民と呼ばれた

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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