RN4-024公共・倫理 対策問題

倫理A 人間としての在り方生き方(4) 仏教とインドの思想

仏教でいう四苦八苦についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

生・老・病・死の四苦に、愛する者と別れる苦などを加えたものが八苦であり、人生は苦であるという現実認識を示す

この問題のポイント

四苦八苦の内訳を問う問題。四苦=生老病死、八苦=四苦+愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦という構成を押さえる。

解説

ブッダは、人生の現実を一切皆苦、すなわち思いどおりにならない苦しみに満ちたものと見つめた。
その苦の内訳が四苦八苦である。
四苦は、生・老・病・死という、生き物である限り避けられない根本の苦しみである。
これに次の四つを加えたものが八苦である。

  • 愛別離苦:愛する者と別れなければならない苦しみ
  • 怨憎会苦:憎む者と出会わなければならない苦しみ
  • 求不得苦:求めるものが得られない苦しみ
  • 五蘊盛苦:心身を構成する五つの要素(五蘊)への執着から生じる苦しみ
    重要なのは、これが単なる悲観論ではなく、苦の原因を突き止めて克服するための出発点だということである。苦の現実(苦諦)の認識から、四諦の教えが展開していく。

ひっかけポイント
四苦を物質的な欠乏(飢え・寒さなど)とする説明や、祭式で除けるという説明はバラモン教的発想。四苦は生老病死という存在そのものの苦である。

選択肢の確認

①「苦しみは前世の神々の怒りによって生じるので、祭式によって取り除けるとした」
誤り。
誤答理由: 神々の怒りを祭式で鎮めるという発想はバラモン教のものである。仏教は苦の原因を自らの無明と渇愛に求める。

②「生・老・病・死の四苦に、愛する者と別れる苦などを加えたものが八苦であり、人生は苦であるという現実認識を示す」
正しい。
正解。四苦は生・老・病・死であり、これに愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦を加えたものが八苦である。

③「四苦とは飢え・渇き・暑さ・寒さのことであり、財産があれば免れることができる」
誤り。
誤答理由: 四苦は飢えや寒さといった物質的欠乏ではなく、生き物である限り避けられない生老病死である。財産の有無では免れられない。

④「八苦とは地獄で受ける八種類の刑罰のことである」
誤り。
誤答理由: 八苦は地獄の刑罰ではなく、愛する者との別れなど生きることに伴う苦しみの分類である。

覚えるポイント

  • 四苦=生・老・病・死
  • 八苦=四苦+愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦
  • 苦の認識は克服への出発点(一切皆苦)

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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