RN4-023|公共・倫理 対策問題
ブッダ(ガウタマ・シッダッタ)の生涯についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 3
正解
王族の子として生まれたが人生の苦に直面して出家し、苦行を捨てて瞑想により菩提樹の下で悟りを開いた
この問題のポイント
ブッダの生涯の流れ(恵まれた出自→苦の自覚→出家→苦行の放棄→成道)を問う問題。「苦行を捨てた」という転換点がカギ。
解説
仏教の開祖ガウタマ・シッダッタは、シャカ族の王子として何不自由なく育った。しかし城の四つの門で老人・病人・死者・修行者に出会い(四門出遊の伝説)、人生が生老病死の苦に貫かれていることを痛感して、29歳で出家した。
当初は当時の慣行に従って厳しい苦行に励んだが、身体を痛めつけるだけでは悟りに至れないと知り、苦行を放棄した。そして菩提樹の下で瞑想に入り、35歳で真理(法・ダルマ)に目覚めて悟りを開き、ブッダ(目覚めた者)となった。
その後、サールナート(鹿野苑)で最初の説法(初転法輪)を行い、以後45年間、80歳で入滅するまで各地で教えを説き続けた。快楽と苦行の両極端を離れる中道の立場は、自らの体験に根ざしている。
ひっかけポイント
苦行を続けて悟ったという説明は誤りで、苦行の放棄が転機である。神の啓示を受けた預言者という説明はムハンマドらの一神教の枠組みで、仏教は自らの目覚めを説く。
選択肢の確認
①「生涯苦行を続けることによって悟りに達し、弟子にも断食による死を勧めた」
❌ 誤り。
誤答理由: ブッダは6年の苦行の末にその限界を知って苦行を放棄した。生涯苦行を続けたのではなく、弟子にも両極端を離れる中道を説いた。
②「神から啓示を受けて預言者となり、唯一神への帰依を人々に説いた」
❌ 誤り。
誤答理由: 神の啓示を受けた預言者という枠組みは一神教(ムハンマドら)のものである。ブッダは自ら真理に目覚めた者を意味する。
③「王族の子として生まれたが人生の苦に直面して出家し、苦行を捨てて瞑想により菩提樹の下で悟りを開いた」
✅ 正しい。
正解。ブッダは王族の子として生まれたが生老病死の苦に直面して出家し、苦行を捨てて菩提樹の下の瞑想で悟りを開いた。
④「貧しい家に生まれ、富と権力を得ることによって心の安らぎに到達した」
❌ 誤り。
誤答理由: ブッダはシャカ族の王子として恵まれた境遇に育ち、また富と権力はむしろ捨てた側である。出自と歩みの両方が事実と逆である。
覚えるポイント
- 王子として生まれ、生老病死の苦を自覚して出家
- 苦行を捨て、菩提樹下の瞑想で成道
- ブッダ=目覚めた者、最初の説法が初転法輪
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。