SG2-A09地理総合・地理探究 対策問題

地理総合A 地図や地理情報システムで捉える現代世界(1) 地図・GISと現代世界

階級区分図についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

人口密度のような相対値をいくつかの階級に分け、地域ごとに色や模様の濃淡で塗り分けて表す統計地図である

この問題のポイント

階級区分図の表現方法と、適するデータの性質を問う。「塗り分け=階級区分図」「相対値に適し絶対値には不向き」という対応が判断の軸になる。

解説

階級区分図(コロプレスマップ)は、統計数値をいくつかの階級に区切り、都道府県や市町村などの地域単位を色や模様の濃淡で塗り分ける統計地図である。値が大きいほど濃い色を使うのが原則で、地域差がひと目で把握できる。
重要なのは、階級区分図に適するのは人口密度・高齢化率・一人あたり所得のような相対値(割合や密度)だという点である。総人口のような絶対値を塗り分けると、面積の大きい地域ほど値が大きく見えるなど、面積の差が印象をゆがめてしまう。たとえば人口が同じでも、面積の広い北海道と狭い県では意味が全く異なる。
絶対値を表すには、円などの図形の大きさで量を示す
図形表現図
や、点の数で分布を示すドットマップが適している。統計地図の問題では「そのデータは絶対値か相対値か」をまず判定し、表現方法との組合せの正誤を判断するのが定石である。

ひっかけポイント
「絶対値を階級区分図で表す」が典型的な誤りの組合せ。図形表現図(絶対値)との役割の入れ替えに注意し、相対値=塗り分け、絶対値=図形の大きさと整理する。

選択肢の確認

①「点の数によって分布の粗密を表す統計地図である」
誤り。
誤答理由: 点の数で分布の粗密を表すのはドットマップの説明である。

②「人口密度のような相対値をいくつかの階級に分け、地域ごとに色や模様の濃淡で塗り分けて表す統計地図である」
正しい。
正解。階級区分図は値を階級に分けて地域を濃淡で塗り分ける統計地図で、人口密度や割合などの相対値の表現に適する。

③「円や正方形の大きさによって、各地域の統計数値の絶対量を表す統計地図である」
誤り。
誤答理由: 円などの図形の大きさで絶対量を表すのは図形表現図の説明である。

④「総人口のような絶対値をそのまま塗り分けて表すのに最も適した統計地図である」
誤り。
誤答理由: 総人口のような絶対値を塗り分けると、面積の大きい地域ほど過大な印象を与えるため階級区分図には不向きである。

覚えるポイント

  • 階級区分図=濃淡の塗り分け、相対値(密度・割合)向き
  • 絶対値の塗り分けは面積の影響で誤解を生む
  • 絶対値は図形表現図やドットマップで表す

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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