SG8-018地理総合・地理探究 対策問題

地理総合A 地図や地理情報システムで捉える現代世界(1) 地図・GISと現代世界

階級区分図(コロプレスマップ)の説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

人口密度のような相対値を、区域ごとに色の濃淡などで塗り分けて表す地図である

この問題のポイント

階級区分図の特徴を問う。「相対値(割合・密度)に適し、絶対値には不適」という使い分けの原則が判断の軸。

解説

階級区分図は、都道府県や市町村などの区域ごとに、統計値をいくつかの階級に分け、色の濃淡や模様で塗り分けて表す統計地図である。
適しているのは、人口密度・高齢化率・耕地率のような、割合や密度で示される相対値である。値の高低が色の濃淡として一目で比較できる。
逆に、人口総数や生産量のような絶対値を階級区分図で表すのは不適切とされる。区域の面積の違いが考慮されないため、面積の大きい区域が実際以上に量が多い印象を与えてしまうからである。例えば人口総数を塗り分けると、面積の広い北海道が過大に見える。絶対値には、円などの大きさで量を表す図形表現図を使うのが原則である。
共通テストでは、示された統計地図が適切かどうか、あるいはある統計にどの地図が適するかを判断させる問題が繰り返し出題されている。

ひっかけポイント
「絶対値に最適」は図形表現図との入れ替え。相対値=階級区分図、絶対値=図形表現図という対応を確実に覚える。

選択肢の確認

①「人口密度のような相対値を、区域ごとに色の濃淡などで塗り分けて表す地図である」
正しい。
正解。階級区分図は人口密度や高齢化率のような相対値を色の濃淡で塗り分けるのに適した統計地図である。

②「人口総数のような絶対値の表現に最も適した地図である」
誤り。
誤答理由: 絶対値の表現に適するのは図形表現図。階級区分図で絶対値を表すと面積の大きい区域が過大に見える。

③「点を打つことで事象の分布の粗密を表す地図である」
誤り。
誤答理由: 点で分布の粗密を表すのはドットマップの説明である。

④「人や物の移動の方向と量を矢印で表す地図である」
誤り。
誤答理由: 移動の方向と量を矢印で表すのは流線図の説明である。

覚えるポイント

  • 階級区分図は色の濃淡で区域ごとの値を表す
  • 適するのは密度・割合などの相対値
  • 絶対値は面積の影響で誤解を生むため図形表現図で

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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