SG5-012地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(1) 生活文化の多様性と国際理解

第二次世界大戦後の日本の食生活の変化に関する説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

食の欧米化が進んで米の消費量が減り、肉類や油脂の消費が増えて、食料自給率の低下の一因となった

この問題のポイント

経済成長に伴う食生活の変化と食料自給率の関係を問う。米の消費減少と畜産物・油脂の消費増加という方向を正しくつかめるかが鍵。

解説

高度経済成長期以降の日本では、食の欧米化・多様化が進んだ。主食の米の一人当たり消費量は大きく減少する一方、肉類・乳製品・油脂の消費が増え、パンや麺類の原料である小麦の需要も拡大した。
この変化は食料自給率に直結した。米はほぼ自給できるが、小麦や大豆、飼料用とうもろこしは大部分を輸入に頼るため、これらへの依存が強まった結果、日本のカロリーベースの食料自給率は38%前後と、主要先進国の中で低い水準にとどまっている。
また、共働き世帯の増加などを背景に、外食や調理済み食品を利用する中食が広がる「食の外部化」も進んだ。ファストフードなど世界共通の食文化が普及する一方、和食が無形文化遺産に登録されるなど、伝統的な食文化を見直す動きもある。

ひっかけポイント
変化の方向を逆にする(米の消費増・外食の減少)のが定番の型。自給率も「ほぼ100%」ではなくカロリーベースで38%前後と、数値の水準を覚えておくと即断できる。

選択肢の確認

①「外食や調理済み食品の利用は減り続け、家庭内での調理が拡大している」
誤り。
誤答理由: 共働き世帯の増加などで外食や調理済み食品の利用はむしろ拡大しており、食の外部化が進んでいる。減少という方向が逆である。

②「食の欧米化が進んで米の消費量が減り、肉類や油脂の消費が増えて、食料自給率の低下の一因となった」
正しい。
正解。戦後の日本では食の欧米化で米の消費が減り肉類・油脂の消費が増えた。飼料や小麦を輸入に頼るため、カロリーベースの食料自給率は38%前後に低下した。

③「米の消費量が一貫して増え続け、パンや肉類の消費は減少してきた」
誤り。
誤答理由: 米の一人当たり消費量は大きく減少しており、増え続けたという説明は方向が逆である。パンや肉類の消費はむしろ増加した。

④「食生活の変化にもかかわらず、食料自給率はほぼ100%を維持している」
誤り。
誤答理由: 日本のカロリーベースの食料自給率は38%前後で、100%にはほど遠い。主要先進国の中でも低い水準である。

覚えるポイント

  • 米の消費減、肉類・油脂の消費増という食の欧米化
  • カロリーベースの食料自給率は38%前後に低下
  • 外食・中食の拡大(食の外部化)も進行

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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