SG5-041|地理総合・地理探究 対策問題
地球温暖化の仕組みに関する説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 4
正解
化石燃料の燃焼などで大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスが増加し、地表から放出される熱が宇宙へ逃げにくくなることで気温が上昇する
この問題のポイント
温室効果という仕組みの理解を問う。温室効果ガスが「太陽光を遮る」のではなく「地表からの熱を逃がしにくくする」という方向の違いが判断の軸。
解説
大気中の二酸化炭素やメタンなどの気体は、太陽光はほぼ通す一方で、地表から放出される熱(赤外線)を吸収して再び地表へ戻す性質を持つ。この働きを温室効果といい、これらの気体を温室効果ガスと呼ぶ。温室効果自体は地球の気温を生物の生存に適した水準に保つ自然の仕組みである。
問題は、産業革命以降、石炭・石油など化石燃料の大量消費や森林破壊によって大気中の二酸化炭素濃度が急増し、温室効果が強まりすぎたことである。世界の平均気温は産業革命前より約1.1度以上上昇したとされ、この温暖化は人間活動が原因であることにもはや疑いの余地がないと国際的な科学者組織の報告書は結論づけている。
温暖化は、海面上昇、異常気象の増加、生態系の変化など、地球規模の影響を及ぼしつつある。
ひっかけポイント
温暖化の原因をフロンとオゾン層破壊に求めるのは別の環境問題との混同。温室効果ガスは太陽光を遮るのではなく、地表からの熱を逃がしにくくする点で方向を取り違えない。
選択肢の確認
①「温暖化の主な原因はフロンによるオゾン層の破壊である」
❌ 誤り。
誤答理由: フロンによるオゾン層破壊は紫外線の問題であり、温暖化の主因ではない。別の地球環境問題との混同を突く定番の選択肢である。
②「温暖化は太陽活動の変化のみが原因であり、人間活動の影響はないとされている」
❌ 誤り。
誤答理由: 国際的な科学者組織の報告書は、近年の温暖化が人間活動によることに疑いの余地がないと結論づけており、太陽活動のみが原因という説明は誤りである。
③「温室効果ガスは太陽光を遮るため、増加すると地球は寒冷化する」
❌ 誤り。
誤答理由: 温室効果ガスは太陽光をほぼ通し、地表からの熱を逃がしにくくすることで気温を上げる。増加で寒冷化するという説明は仕組みが正反対である。
④「化石燃料の燃焼などで大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスが増加し、地表から放出される熱が宇宙へ逃げにくくなることで気温が上昇する」
✅ 正しい。
正解。化石燃料の燃焼などで二酸化炭素などの温室効果ガスが増え、地表から放出される熱(赤外線)が吸収・再放射されて逃げにくくなり、気温が上昇する。
覚えるポイント
- 温室効果ガス(二酸化炭素・メタンなど)が地表からの熱を吸収・再放射
- 化石燃料の大量消費と森林破壊が濃度増加の原因
- 平均気温は産業革命前から約1.1度以上上昇
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。