SG8-036|地理総合・地理探究 対策問題
過疎化が進んだ集落のうち、いわゆる限界集落と呼ばれるものの説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
65歳以上の高齢者が住民の半数を超え、共同生活の維持が困難になりつつある集落を指す
この問題のポイント
限界集落の定義を問う。「65歳以上が半数超」という基準と、共同体機能の維持困難という含意が判断の軸。
解説
限界集落とは、65歳以上の高齢者が住民の50パーセントを超え、冠婚葬祭や道の維持、祭りといった共同体の機能を保つことが難しくなりつつある集落を指す言葉である。
背景には、高度経済成長期以降の過疎化がある。農山村から都市への若年層の流出が続いた結果、山間地域や離島を中心に高齢化が極端に進み、耕作放棄地の増加、商店・ガソリンスタンドの撤退、公共交通の廃止、空き家の増加などが連鎖的に起きている。買い物や通院に困る買い物弱者・交通弱者の問題も深刻である。
対策としては、集落の機能を近隣の拠点に集めて交通網で結ぶ「小さな拠点」づくり、地域おこし協力隊による外部人材の導入、UターンやIターンの移住促進、6次産業化や観光による雇用創出などが進められている。
人口減少社会の地域課題の象徴として、地域調査・地域振興の文脈で出題される。
ひっかけポイント
基準は「65歳以上が半数超」。子どもや外国人の割合と入れ替えた選択肢、人口増加という逆の状況に注意。
選択肢の確認
①「65歳以上の高齢者が住民の半数を超え、共同生活の維持が困難になりつつある集落を指す」
✅ 正しい。
正解。限界集落は65歳以上が住民の半数を超え、共同体の機能維持が困難になりつつある集落を指す。
②「人口が増加しすぎて住宅が不足している集落を指す」
❌ 誤り。
誤答理由: 限界集落は過疎化・高齢化が進んだ集落で、人口増加や住宅不足とは正反対の状況である。
③「15歳未満の子どもが住民の半数を超える集落を指す」
❌ 誤り。
誤答理由: 基準は15歳未満の子どもではなく、65歳以上の高齢者の割合である。
④「外国人住民が半数を超える集落を指す」
❌ 誤り。
誤答理由: 外国人住民の割合は限界集落の定義とは関係がない。
覚えるポイント
- 限界集落=65歳以上が住民の半数超
- 過疎化・高齢化で共同体機能の維持が困難に
- 小さな拠点・移住促進・地域おこし協力隊などで対策
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。