TK2-B14|地理総合・地理探究 対策問題
地球上の水についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
地球上の水の大部分は海水であり、淡水の多くは氷河・氷床として存在するため、人間が利用しやすい河川や湖沼の水はごくわずかである
この問題のポイント
水資源の構成比の基本を問う。「海水約97.5%」「淡水の大部分は氷河」「使いやすい水はわずか」という階層的な希少性がわかれば解ける。
解説
地球は「水の惑星」と呼ばれるが、水の約97.5%は海水であり、淡水は約2.5%にすぎない。しかもその淡水の約7割は南極やグリーンランドの氷床・氷河として固定され、大部分の残りも地下水である。人間が最も利用しやすい河川・湖沼の水は、地球全体の水のごくわずかでしかない。
この希少な水資源は地域的にも偏在している。乾燥地域では水の確保が死活問題であり、外来河川やオアシス、地下水路に依存してきた。近年は人口増加や灌漑農業の拡大で水需要が急増し、地下水の過剰なくみ上げによる地盤沈下や枯渇(アメリカのグレートプレーンズの例など)、国際河川の水配分をめぐる対立(ナイル川など)が問題となっている。
中央アジアのアラル海は、綿花栽培のための過剰取水で流入河川の水量が激減し、湖が大幅に縮小した環境破壊の象徴である。バーチャルウォーター(食料輸入を通じた水の間接輸入)の考え方も、日本の水資源問題として出題される。
ひっかけポイント
「淡水が大部分」「淡水の中心は河川水」はどちらも構成比の誤り。海水→氷河→地下水→河川水という量の序列を押さえる。アラル海の縮小は過剰取水が原因である点も頻出。
選択肢の確認
①「地球上の水の大部分は淡水であり、海水はごく一部にすぎない」
❌ 誤り。
誤答理由: 構成比が逆である。水の大部分(約97.5%)は海水であり、淡水は約2.5%にすぎない。
②「淡水のうち最も多くを占めるのは、河川を流れる水である」
❌ 誤り。
誤答理由: 淡水の中で最も多いのは氷河・氷床(約7割)であり、次いで地下水である。河川水は淡水の中でもごく一部にすぎない。
③「地下水は人間が利用することのできない水であり、農業や生活用水には使われていない」
❌ 誤り。
誤答理由: 地下水は井戸やオアシス、灌漑を通じて古くから生活・農業に利用されてきた。過剰なくみ上げが問題になるほど利用されている。
④「地球上の水の大部分は海水であり、淡水の多くは氷河・氷床として存在するため、人間が利用しやすい河川や湖沼の水はごくわずかである」
✅ 正しい。
正解。地球の水の約97.5%は海水で、淡水の大部分も氷河・氷床と地下水が占めるため、利用しやすい河川・湖沼の水はごくわずかである。
覚えるポイント
- 水の約97.5%は海水、淡水の大部分は氷河・氷床
- 利用しやすい河川・湖沼水はごくわずかで偏在する
- アラル海縮小・地下水枯渇など水資源問題と関連
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。