TK6-025地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(3) 交通・通信、観光

日本を訪れる外国人旅行者(インバウンド)についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

2010年代以降に訪日外国人旅行者は大きく増加し、中国・韓国・台湾など東アジアからの旅行者が中心を占める

この問題のポイント

訪日外国人の急増という近年の動向と、その中心が近隣の東アジアである点を統計的に把握しているかを問う。

解説

日本を訪れる外国人旅行者(インバウンド)は、2010年代に急増した。2013年に年間1000万人を超え、2019年には約3200万人に達した。感染症流行で一時ほぼ途絶えたが、その後急回復し、2024年には3000万人台後半と過去最高水準を更新した。
出身地域をみると、中国・韓国・台湾・香港など東アジアが中心で、東南アジアや欧米からの旅行者も増えている。距離が近く往来の費用が小さいこと、アジア諸国の所得水準の向上格安航空会社の路線拡大、査証(ビザ)発給要件の緩和、円安による割安感が増加の背景である。
観光庁の設置など政府の観光立国政策も後押しとなった。旅行者の消費は地方経済への波及が期待される一方、京都などではオーバーツーリズムが課題となっている。

ひっかけポイント
訪日客の中心は距離の近い東アジアであり、欧米やアフリカではない。「距離が近いほど流動が大きい」という人の移動の基本原則で判断できる。

選択肢の確認

①「訪日外国人旅行者の大半はアフリカ諸国からの旅行者である」
誤り。
訪日客の大半は東アジアをはじめとするアジアからで、アフリカ諸国からの旅行者はごく少数である。

②「訪日外国人旅行者数は1990年代から一貫して減少し続けている」
誤り。
訪日外国人は2010年代に急増し、感染症流行後も回復して過去最高水準を更新しており、一貫した減少という記述は誤りである。

③「日本は外国人の観光目的の入国を認めていない」
誤り。
日本は観光目的の入国を広く認め、査証要件の緩和などでむしろ誘致を進めてきた。

④「2010年代以降に訪日外国人旅行者は大きく増加し、中国・韓国・台湾など東アジアからの旅行者が中心を占める」
正しい。
正解。訪日外国人は2010年代に急増し、距離が近く所得も向上した中国・韓国・台湾など東アジアからの旅行者が中心である。

覚えるポイント

  • 訪日外国人は2010年代に急増し過去最高水準へ
  • 中心は中国・韓国・台湾など東アジア
  • 背景は所得向上・格安航空・ビザ緩和・円安

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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