TK6-040地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

中国の人口についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

長年の一人っ子政策の影響もあって少子高齢化が進み、2023年にはインドに抜かれて人口世界第2位となった

この問題のポイント

一人っ子政策の廃止と、2023年のインドとの人口逆転という時事的事実を押さえているかを問う。

解説

中国は1979年から、人口増加を抑えるため夫婦一組の子どもを原則1人に制限する一人っ子政策を実施した。人口増加の抑制には成功したが、急速な少子高齢化、生産年齢人口の減少、男女比の偏りといった副作用を生んだ。
このため政策は転換され、2016年に二人っ子政策へ、2021年には3人まで認める政策へと緩和された。しかし教育費の高さや都市の住宅価格などから出生率の回復はみられず、合計特殊出生率は1近辺の低水準にとどまる。中国の総人口は2022年ごろから減少に転じ、2023年にはインドに抜かれて世界第2位となった。
高齢化も急速で、豊かになる前に高齢化が進む「未富先老」への懸念が指摘される。労働力人口の減少は、世界の工場としての中国の産業構造にも影響を与えつつある。

ひっかけポイント
一人っ子政策は廃止済み(2016年転換)で、人口も世界一ではない(2023年にインドが逆転)。古い知識のままの選択肢を正解にしない。

選択肢の確認

①「中国は現在も人口世界一の地位を維持している」
誤り。
2023年にインドが中国を抜いて人口世界一となっており、中国が世界一を維持しているという記述は誤りである。

②「中国では高齢化はまったく進行していない」
誤り。
中国では高齢化が急速に進行しており、高齢化が起きていないという記述は事実に反する。

③「長年の一人っ子政策の影響もあって少子高齢化が進み、2023年にはインドに抜かれて人口世界第2位となった」
正しい。
正解。中国は一人っ子政策の影響で少子高齢化が進み人口減少に転じ、2023年にインドに抜かれて世界第2位となった。

④「一人っ子政策は現在も厳格に継続されている」
誤り。
一人っ子政策は2016年に廃止され、現在は3人まで認められている。継続という記述は誤りである。

覚えるポイント

  • 一人っ子政策(1979〜2015)は廃止され3人まで容認
  • 2023年にインドに抜かれ人口世界第2位に
  • 少子高齢化と人口減少が既に始まっている

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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