TK6-055|地理総合・地理探究 対策問題
CBD(中心業務地区)についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
都心部にあって企業の本社や金融機関などが集中する地区で、昼間人口が夜間人口を大きく上回る
この問題のポイント
CBDの機能(業務の集積)と、昼間人口と夜間人口の差という人口指標上の特徴を結び付けて理解しているかを問う。
解説
CBD(中心業務地区)とは、大都市の都心部に形成される、企業の本社・銀行や証券会社などの金融機関・行政機関が集中する地区をいう。東京の丸の内・大手町、ニューヨークのマンハッタンなどが典型である。
CBDは交通の便が最もよく地価が最高となるため、地価負担力の大きい業務機能が集積し、高層ビル群が形成される。住宅は地価の高さに耐えられず郊外へ押し出されるので、居住人口(夜間人口)は少ない。一方、周辺から大量の通勤者が流入するため昼間人口はきわめて多く、昼夜間人口比率(夜間人口100に対する昼間人口)は数百に達する地区もある。
都心の周りには問屋街や小規模工場などが混在する漸移帯が取り巻き、外側へ住宅地が広がる。都心の機能の一部を分担する副都心(新宿・渋谷・池袋など)が交通の結節点に発達することも多い。
ひっかけポイント
CBDは「昼間人口が多く夜間人口が少ない」。逆にベッドタウンは夜間人口が多い。昼夜の人口指標から地区を判定させる問題が定番である。
選択肢の確認
①「都心部にあって企業の本社や金融機関などが集中する地区で、昼間人口が夜間人口を大きく上回る」
✅ 正しい。
正解。CBDは都心の業務・金融の集積地区で、通勤者の流入により昼間人口が夜間人口を大きく上回る。
②「都心部にあって夜間人口が昼間人口を大きく上回る住宅中心の地区である」
❌ 誤り。
夜間人口が多く昼間人口が少ないのは郊外のベッドタウンの特徴であり、CBDとは逆である。
③「都市の最も外側に広がる農業地域のことである」
❌ 誤り。
CBDは都市の中心部の業務地区であり、外縁の農業地域のことではない。
④「地価が最も安いため、低層の住宅が密集する地区である」
❌ 誤り。
CBDは交通至便で地価が最も高く、地価負担力の大きい業務機能が集積する。地価が安いという記述は正反対である。
覚えるポイント
- CBD=都心の業務・金融の集積地区(丸の内など)
- 地価が最高で、昼間人口が夜間人口を大きく上回る
- 副都心が都心機能を分担する
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。