TK6-057|地理総合・地理探究 対策問題
大都市圏の昼夜間人口についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
郊外のベッドタウンでは夜間人口が昼間人口を上回り、昼夜間人口比率は100を下回る
この問題のポイント
通勤流動が生む昼間人口と夜間人口の地域差を、ベッドタウンと都心の対比で読み取れるかを問う。
解説
昼間人口は通勤・通学者の出入りを反映した昼間の人口、夜間人口はそこに居住する人口(常住人口)である。夜間人口100人当たりの昼間人口を昼夜間人口比率という。
大都市圏では、郊外に住み都心へ通勤するという人の流れがあるため、地域によって比率が大きく異なる。
- 都心(CBDのある区): 通勤者が流入するため昼間人口が多く、比率は100を大きく上回る。東京都心の区では数百に達する
- 郊外のベッドタウン: 住民が昼間は都心へ出てしまうため、比率は100を下回る。東京周辺の埼玉・千葉・神奈川の多くの市がこれにあたる
この指標から、その地域が業務中心か住宅中心かを判定できるため、統計表から都市の性格を読み取らせる問題が頻出する。近年はテレワークの普及や都心居住の回復により、昼夜の人口差がやや縮小する動きもみられる。
ひっかけポイント
ベッドタウン=寝に帰る町=夜間人口が多く比率100未満、都心=昼間人口が多く比率100超。どちらが100を超えるかの向きを取り違えない。
選択肢の確認
①「都心の業務地区では夜間人口が昼間人口を大きく上回る」
❌ 誤り。
都心の業務地区は昼間人口が夜間人口を大きく上回る。夜間人口が多いという記述は正反対である。
②「昼間人口と夜間人口はどの地域でも常に等しい」
❌ 誤り。
通勤・通学の流動があるため昼夜の人口は地域ごとに大きく異なり、常に等しいという記述は誤りである。
③「郊外のベッドタウンでは夜間人口が昼間人口を上回り、昼夜間人口比率は100を下回る」
✅ 正しい。
正解。ベッドタウンの住民は昼間都心へ通勤するため昼間人口が夜間人口を下回り、昼夜間人口比率は100未満となる。
④「郊外のベッドタウンでは昼間人口が夜間人口を大きく上回る」
❌ 誤り。
ベッドタウンで昼間人口が多いという記述は逆である。昼間人口が多いのは通勤者の流入する都心である。
覚えるポイント
- 昼夜間人口比率=夜間人口100当たりの昼間人口
- 都心は100を大きく超え、ベッドタウンは100未満
- 統計から業務地区か住宅地区かを判定できる
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。