TK7-014地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

中国のエネルギー事情について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

石炭の生産量・消費量はともに世界一で、発電も石炭火力への依存度が高いが、太陽光や風力の導入も世界最大規模で進んでいる

この問題のポイント

中国のエネルギー構成の軸が石炭であることと、再生可能エネルギー導入量でも世界最大である二面性を問う。

解説

中国は石炭の生産量・消費量がともに世界一のエネルギー大国である。石炭はシャンシー(山西)省や内モンゴルなど北部に多く産出し、発電の主力も石炭火力である。このため中国は二酸化炭素排出量が世界最大となり、都市の大気汚染(PM2.5)や酸性雨などの環境問題も深刻化した。
一方で、エネルギー需要の急増に対応して原油の輸入は世界最大級となり、西アジアやロシアなどからの輸入に依存している。
環境対策と脱炭素の要請から、近年は太陽光発電・風力発電の導入量が世界一となり、水力(サンシヤダム)や原子力の開発も進む。ハイテク産業に不可欠なレアアースの生産で世界の大半を占める点も、資源面の重要な特徴である。

ひっかけポイント
中国の発電の主力は原子力や水力ではなく石炭火力である。ただし太陽光・風力の導入量は世界一という「両面」を押さえると正誤判断がぶれない。

選択肢の確認

①「石炭の生産量・消費量はともに世界一で、発電も石炭火力への依存度が高いが、太陽光や風力の導入も世界最大規模で進んでいる」
正しい。
正解。中国は石炭の生産・消費とも世界一で発電も石炭火力が主力だが、同時に太陽光・風力の導入量でも世界一である。

②「中国のエネルギーの中心は原子力であり、石炭はほとんど利用されていない」
誤り。
誤答理由: 中国の発電の主力は石炭火力であり、原子力中心という記述は誤り。石炭はエネルギーの中心であり続けている。

③「中国は石炭をまったく産出しないため、全量を輸入に頼っている」
誤り。
誤答理由: 中国は石炭の生産量世界一の産炭国である。産出しないという記述は事実に反する。

④「中国の発電は水力が9割以上を占め、火力発電はごくわずかである」
誤り。
誤答理由: 水力はサンシヤダムなど大規模開発があるものの発電の主力ではなく、9割という数字は事実とかけ離れている。

覚えるポイント

  • 石炭の生産・消費とも世界一、発電の主力は石炭火力
  • 二酸化炭素排出量は世界最大で大気汚染も課題
  • 太陽光・風力の導入量も世界一、レアアース生産も世界の大半

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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