TK7-032地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

東南アジアの稲作について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

高収量品種の導入などの緑の革命によって生産量が増え、灌漑が整備された地域では二期作も行われている

この問題のポイント

東南アジアの主食である米の増産を支えた緑の革命と、二期作の意味を問う。

解説

東南アジアはモンスーンのもたらす高温多雨を生かした稲作地帯であり、米が主食である。メコンデルタやチャオプラヤデルタなどの沖積平野が主産地で、タイやベトナムは世界有数の米の輸出国となっている。
1960年代以降、人口増加に対応するため、フィリピンに設立された国際的な稲の研究所で開発された高収量品種を軸に、灌漑整備・化学肥料・農薬を組み合わせて単位面積あたりの収量を高める「緑の革命」が進められた。これにより各国の米の生産は大きく伸びた。
灌漑が整った地域では、同じ水田で年に2回稲を栽培する二期作が可能となり、土地生産性はさらに高まった。一方、灌漑施設や肥料を購入できる農家とできない農家の格差の拡大や、化学肥料・農薬への依存といった課題も指摘されている。

ひっかけポイント
二期作は「同じ土地で同じ作物を年2回」であり、異なる作物を組み合わせる二毛作との混同が定番。緑の革命は増産に成功した一方で格差の課題も残した。

選択肢の確認

①「高収量品種の導入などの緑の革命によって生産量が増え、灌漑が整備された地域では二期作も行われている」
正しい。
正解。緑の革命による高収量品種の導入で米の生産は増加し、灌漑の整った地域では二期作が行われている。

②「緑の革命の結果、東南アジアの稲の生産量は大幅に減少した」
誤り。
誤答理由: 緑の革命は増産のための技術革新であり、生産は大幅に増加した。減少という記述は正反対である。

③「東南アジアでは稲作は行われておらず、小麦が主食となっている」
誤り。
誤答理由: 東南アジアは高温多雨を生かした稲作地帯であり、米が主食である。小麦主食という記述は誤りである。

④「二期作とは、寒冷な気候を利用して同じ土地で年1回だけ稲を栽培する方法である」
誤り。
誤答理由: 二期作は高温と豊富な水を利用して同じ水田で年2回稲を作る方法であり、寒冷な気候の利用ではない。

覚えるポイント

  • 緑の革命は高収量品種・灌漑・化学肥料による増産
  • 灌漑地域では稲の二期作が行われる
  • タイ・ベトナムは世界有数の米輸出国

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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