TK7-057地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

パレスチナ問題について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

1948年のイスラエル建国をめぐる戦争で多くのパレスチナ難民が生じ、エルサレムの帰属など問題の解決には至っていない

この問題のポイント

パレスチナ問題の起点(1948年イスラエル建国)と、エルサレムが三つの宗教の聖地である点を問う。

解説

地中海東岸のパレスチナ地方には、アラブ系の人々が暮らしてきたが、19世紀末からユダヤ人の国家建設を目指す運動が高まり、1948年イスラエルが建国された。これを認めない周辺アラブ諸国との間で中東戦争が繰り返され、故郷を追われた多数のパレスチナ難民が周辺国に流出した。
イスラエルが占領したヨルダン川西岸ガザ地区ではパレスチナ人の自治が始まったが、イスラエルの入植地拡大や武力衝突が続き、和平は実現していない。
エルサレムは、ユダヤ教・キリスト教・イスラーム三つの宗教の聖地が重なる都市であり、その帰属は問題の最も困難な争点である。水資源の配分や難民の帰還権も対立点となっており、宗教・民族・資源が絡む紛争の典型例として出題される。

ひっかけポイント
エルサレムは三宗教共通の聖地であり、一宗教のみの聖地とする記述は誤り。イスラエル建国は1948年で、問題は現在も未解決である。

選択肢の確認

①「イスラエルの建国は19世紀初頭のことである」
誤り。
誤答理由: イスラエルの建国は1948年であり、19世紀初頭ではない。

②「1948年のイスラエル建国をめぐる戦争で多くのパレスチナ難民が生じ、エルサレムの帰属など問題の解決には至っていない」
正しい。
正解。1948年のイスラエル建国と中東戦争で多数のパレスチナ難民が生じ、エルサレムの帰属など問題は未解決のままである。

③「エルサレムはイスラームだけの聖地であり、他の宗教とは関わりがない」
誤り。
誤答理由: エルサレムはユダヤ教・キリスト教・イスラームの三つの宗教の聖地であり、一宗教のみの聖地ではない。

④「パレスチナ問題は20世紀半ばにすべて解決済みである」
誤り。
誤答理由: パレスチナ問題は難民・入植地・エルサレムの帰属など多くの争点が残り、現在も解決していない。

覚えるポイント

  • 1948年のイスラエル建国と中東戦争で難民が発生
  • ヨルダン川西岸・ガザ地区でパレスチナ人が自治
  • エルサレムはユダヤ教・キリスト教・イスラームの聖地

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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