TK7-059|地理総合・地理探究 対策問題
中央アジアとカスピ海周辺の資源について述べた文として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
カスピ海周辺では原油や天然ガスの開発が進み、パイプラインによって各地へ輸出されている
この問題のポイント
カスピ海周辺のエネルギー資源と、内陸ゆえのパイプライン輸送という輸送手段の対応を問う。
解説
カスピ海は世界最大の湖であり、その周辺は原油・天然ガスの一大埋蔵地帯である。アゼルバイジャンのバクーは19世紀からの歴史をもつ油田都市で、カザフスタンやトルクメニスタンでも大規模な油田・ガス田の開発が進んでいる。ソ連解体後、これらの国々は資源輸出を経済の柱としてきた。
この地域は海への出口をもたない内陸に位置するため、資源の輸出はパイプラインに依存する。輸送路がロシア経由に偏ってきたことから、ロシアを迂回して地中海側へ抜ける路線など、パイプラインの経路をめぐる国際的な駆け引きが続いており、資源と地政学が結び付く事例として出題される。
カザフスタンは原油に加えて、原子力発電の燃料となるウランの生産で世界一である点も覚えておきたい。
ひっかけポイント
内陸の資源輸送の主役はタンカーや航空機ではなくパイプラインである。バクー(アゼルバイジャン)の油田、カザフスタンのウラン世界一も判別点。
選択肢の確認
①「カスピ海周辺には化石燃料はまったく埋蔵されていない」
❌ 誤り。
誤答理由: カスピ海周辺はバクー油田など古くからの産油地帯であり、埋蔵がないという記述は誤りである。
②「この地域の資源はすべて航空機で輸送されている」
❌ 誤り。
誤答理由: 原油・天然ガスのような大量輸送には航空機は使われず、内陸のこの地域ではパイプラインが輸送の主役である。
③「中央アジアの国々はいずれも石炭だけを産出する国である」
❌ 誤り。
誤答理由: カザフスタンの原油やウラン、トルクメニスタンの天然ガスなど資源は多様であり、石炭だけという記述は誤りである。
④「カスピ海周辺では原油や天然ガスの開発が進み、パイプラインによって各地へ輸出されている」
✅ 正しい。
正解。カスピ海周辺は原油・天然ガスの大埋蔵地帯で、内陸のため資源はパイプラインで各地へ輸出される。
覚えるポイント
- カスピ海周辺は原油・天然ガスの大埋蔵地帯
- 内陸のため輸出はパイプラインに依存
- カザフスタンはウラン生産世界一
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。