TK7-069地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

南アフリカ共和国について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

人種隔離政策のアパルトヘイトは1990年代初めに廃止され、南アフリカはアフリカ有数の工業国としてBRICSにも加わった

この問題のポイント

アパルトヘイトの廃止(1990年代初め)と、新興国BRICSの一員という南アフリカの現在の位置づけを問う。

解説

南アフリカ共和国では、少数派の白人政権が、多数派の黒人などを居住地や職業で差別するアパルトヘイト(人種隔離政策)を続け、国際社会から経済制裁を受けて孤立した。国内外の反対運動の高まりを受けて関連法は1991年に廃止され、1994年の全人種参加の選挙で黒人のマンデラ大統領が誕生した。
現在の南アフリカは、金・プラチナなどの鉱産資源と、自動車産業などの製造業をもつアフリカ最大級の工業国であり、新興5か国BRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)の一員として国際的な発言力を強めてきた。ヨハネスバーグ周辺は金鉱床の開発を起源とする経済の中心地である。
ただし、アパルトヘイトの遺産である人種間の所得格差や高い失業率、都市の治安問題は依然として深刻であり、制度の廃止が格差の解消を意味しない点も出題される。

ひっかけポイント
アパルトヘイトは廃止済み(法廃止1991年)であり、「継続中」は誤り。南アフリカはBRICSの「S」で、産油国ではなく金・プラチナの国である。

選択肢の確認

①「南アフリカは工業化しておらず、農業だけの経済である」
誤り。
誤答理由: 南アフリカは鉱業に加え自動車産業などの製造業をもつアフリカ最大級の工業国であり、農業だけという記述は誤りである。

②「南アフリカはOPECに加盟する世界有数の産油国である」
誤り。
誤答理由: 南アフリカの鉱産資源は金・プラチナなどであり、OPECに加盟する産油国ではない。

③「人種隔離政策のアパルトヘイトは1990年代初めに廃止され、南アフリカはアフリカ有数の工業国としてBRICSにも加わった」
正しい。
正解。アパルトヘイト関連法は1991年に廃止され、南アフリカはアフリカ最大級の工業国としてBRICSにも加わった。

④「アパルトヘイトは現在も法制度として継続している」
誤り。
誤答理由: アパルトヘイトは1991年に関連法が廃止され、1994年には全人種参加の選挙が行われた。継続中ではない。

覚えるポイント

  • アパルトヘイトは1991年に関連法が廃止された
  • 南アフリカはアフリカ最大級の工業国でBRICSの一員
  • 人種間の経済格差が今も課題として残る

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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