TK8-032地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

アメリカ合衆国のヒスパニックについての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

メキシコなどからのスペイン語系住民で、南西部の州に多く、人口増加が著しい

この問題のポイント

ヒスパニックの定義と分布を問う。スペイン語系・南西部集中・高い増加率という3つの特徴が判断の軸。

解説

ヒスパニックは、メキシコ・プエルトリコ・キューバなどラテンアメリカのスペイン語圏出身の住民とその子孫の総称である。
分布は、メキシコと国境を接する南西部(カリフォルニア・テキサス・アリゾナ・ニューメキシコ州)に特に集中し、フロリダ州(キューバ系)やニューヨークにも多い。移民の流入と高い出生率により人口増加が著しく、いまやアフリカ系を上回るアメリカ最大のマイノリティ(人口の約2割)となり、選挙や消費市場でも影響力を強めている。
労働の面では、農業・建設業・サービス業などを支える存在で、国境を越えた出稼ぎと母国への送金は、メキシコや中米諸国の経済の重要な柱である。一方、不法越境をめぐる国境管理はアメリカ政治の争点であり続けている。
アメリカは移民が築いた多民族国家であり、人種・民族構成の変化(白人比率の低下、ヒスパニック・アジア系の増加)は統計問題の定番である。

ひっかけポイント
ヒスパニックは言語(スペイン語)に基づく区分で人種の区分ではない。分布の中心は五大湖沿岸ではなく南西部である。

選択肢の確認

①「ドイツ語を話すヨーロッパからの移民のことである」
誤り。
誤答理由: ヒスパニックはスペイン語系の人々で、ドイツ語系移民の説明ではない。

②「五大湖沿岸の州にのみ居住している人々である」
誤り。
誤答理由: 分布の中心はメキシコ国境沿いの南西部とフロリダで、五大湖沿岸のみという説明は誤り。

③「アメリカ国内で人口が減少し続けている集団である」
誤り。
誤答理由: ヒスパニックは移民流入と高い出生率で増加を続けており、減少という説明は正反対である。

④「メキシコなどからのスペイン語系住民で、南西部の州に多く、人口増加が著しい」
正しい。
正解。ヒスパニックはスペイン語圏ラテンアメリカ出身の住民で、南西部に多く、人口増加が著しい最大のマイノリティである。

覚えるポイント

  • ヒスパニック=スペイン語圏ラテンアメリカ出身の住民
  • 南西部の国境沿いの州とフロリダに集中
  • 最大のマイノリティで人口増加が著しい

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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