TK9-084地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

プライメートシティ(首位都市)についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

人口や機能が第2位以下の都市を大きく引き離して一国に集中した都市で、バンコクなどが代表例である

この問題のポイント

プライメートシティの定義と代表例を問う。メガシティ(巨大都市)や計画首都との概念の区別が軸である。

解説

プライメートシティ(首位都市)とは、一国の中で人口・経済・政治などの機能が第2位以下の都市を圧倒的に引き離して集中している都市をいう。定義の核心は人口の絶対数ではなく、国内での突出ぶりである。
代表例のタイのバンコクは、第2位都市の10倍以上の人口を抱える。ほかにメキシコシティ、リマ、カイロ、ソウルなどが挙げられ、発展途上国に多いのが特徴である。国の投資や雇用が首都に偏り、農村からの人口流入が集中するために生じる。
その結果、過密・交通渋滞・大気汚染・スラム形成などの都市問題が深刻化し、国土の均衡ある発展が妨げられるという課題を伴う。
紛らわしい概念として、人口1000万人超の都市を指すメガシティ(こちらは規模の概念)、ブラジリアやキャンベラのような計画首都がある。プライメートシティは「国内での一極集中」という相対的な概念である点で区別される。

ひっかけポイント
メガシティ(人口1000万超)との定義のすり替えが定番。プライメートシティは2位都市との差で決まる相対概念である。

選択肢の確認

①「計画的に建設された行政首都のことで、キャンベラなどが代表例である」
誤り。
誤答理由: 計画的に建設された行政首都はキャンベラやブラジリアなどの計画都市であり、一極集中を示すプライメートシティとは別の概念である。

②「人口が1000万人を超えた都市を指す国際的な名称である」
誤り。
誤答理由: 人口1000万人超の都市はメガシティと呼ばれる規模の概念であり、国内での相対的な突出を指すプライメートシティとは異なる。

③「工業機能に特化した都市を指し、農村部に多く立地する」
誤り。
誤答理由: プライメートシティは工業特化の都市ではなく、政治・経済など総合的な機能が集中する大都市で、農村部ではなく首都であることが多い。

④「人口や機能が第2位以下の都市を大きく引き離して一国に集中した都市で、バンコクなどが代表例である」
正しい。
正解。プライメートシティは人口や機能が第2位以下の都市を圧倒的に引き離して集中した首位都市で、バンコクやメキシコシティが代表例である。

覚えるポイント

  • プライメートシティは2位以下を圧倒する首位都市
  • バンコク・メキシコシティなど途上国に多い
  • 一極集中による都市問題と地域格差を伴う

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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