TK9-096地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(2) 生活圏の調査と地域の展望

野外調査(フィールドワーク)の準備と実施についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

歩く経路を記入したルートマップを用意し、観察した事実を地図やノートに位置とともに記録する

この問題のポイント

野外調査の基本技能(ルートマップと位置付きの記録)を問う。「どこで見たか」を残すという地理的な記録の要点が軸である。

解説

野外調査の価値は、現地でしか得られない情報を位置と結び付けて記録することにある。
準備段階では、地形図や住宅地図に歩く経路・観察予定地点を書き込んだルートマップを作る。予備調査で得た情報(古い地図・統計など)を書き込んでおくと、現地で新旧を見比べられる。服装・安全の確認、訪問先への連絡も準備に含まれる。
実施段階では、土地利用・建物・看板・人の流れなどの観察事実を、「どこで」観察したかが分かる形で地図とフィールドノートに記録する。位置の情報が抜けた記録は、後で地図化・分析ができず価値が大きく下がる。写真やスケッチも撮影地点と方向をメモしておく。GNSSやスマートフォンの位置情報・地理院地図のアプリを併用すれば、記録の精度と効率が上がる。
安全は全てに優先し、立入禁止区域や交通の危険がある場所には立ち入らない。記憶だけに頼るまとめは、記録の欠落と思い違いを招くため不適切である。

ひっかけポイント
「記録は後でまとめればよい」「危険を冒すほど価値がある」という誤った調査観が誤答に並ぶ。位置付きの現地記録と安全確保が基本である。

選択肢の確認

①「歩く経路を記入したルートマップを用意し、観察した事実を地図やノートに位置とともに記録する」
正しい。
正解。経路と観察地点を計画したルートマップを準備し、観察事実を位置とともに記録することで、後の地図化・分析が可能になる。

②「地図は持たずに歩き、記録は帰宅後に記憶だけを頼りにまとめるのがよい」
誤り。
誤答理由: 地図を持たず記憶だけに頼るまとめは、位置情報の欠落と思い違いを招き、地理的な分析に使えない記録になる。

③「野外での観察は写真を撮ることが目的なので、位置や内容の記録は不要である」
誤り。
誤答理由: 写真も撮影地点・方向の記録があって初めて資料になる。野外観察の目的は位置と結び付いた事実の収集である。

④「危険な場所ほど調査の価値が高いので、立入禁止区域にも入って観察する」
誤り。
誤答理由: 安全は調査の大前提であり、立入禁止区域への立ち入りは危険なうえ法にも反する行為である。

覚えるポイント

  • ルートマップを準備して経路と観察地点を計画
  • 観察事実は位置とセットで地図・ノートに記録
  • 安全最優先で、立入禁止区域には入らない

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

TK9-095TK9-097