JH-A1-05|歴史総合・日本史探究 対策問題
岩宿遺跡(群馬県)の発見が学界に与えた影響として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
関東ローム層から打製石器が発見され、日本列島にも旧石器時代があったことが確認された
背景・因果
1946年に相沢忠洋が関東ローム層(火山灰の地層)から打製石器を発見し、発掘調査で確認された。それまで日本列島に旧石器時代はないと考えられていたため、岩宿遺跡の発見は日本の歴史を大きくさかのぼらせた。「地層と遺物から何が言えるか」を問う出題に向くテーマ。
覚えるポイント
核となる対応:「関東ローム層から打製石器が発見され、日本列島にも旧石器時代があったことが確認された」。岩宿遺跡では関東ローム層から打製石器が確認され、日本列島にも縄文時代より前の旧石器時代が存在したことが実証された。相沢忠洋の発見を端緒とする。
混同防止「日本最古の水田跡が発見され、稲作の開始が確定した」:岩宿遺跡で見つかった中心資料は水田跡ではなく打製石器である。初期水田跡は弥生時代の板付遺跡や菜畑遺跡などと対応させる。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「文字を刻んだ石器が発見され、旧石器時代の文字使用が確認された」
旧石器時代の日本列島で文字が使われた証拠はなく、発見物にも文字は刻まれていない。日本の古代文字資料とは時代が大きく異なる。
② ✅ 正解「関東ローム層から打製石器が発見され、日本列島にも旧石器時代があったことが確認された」
岩宿遺跡では関東ローム層から打製石器が確認され、日本列島にも縄文時代より前の旧石器時代が存在したことが実証された。相沢忠洋の発見を端緒とする。
③ ❌ 誤答「日本最古の水田跡が発見され、稲作の開始が確定した」
岩宿遺跡で見つかった中心資料は水田跡ではなく打製石器である。初期水田跡は弥生時代の板付遺跡や菜畑遺跡などと対応させる。
④ ❌ 誤答「縄文土器の起源が大陸にあることが証明された」
岩宿遺跡は旧石器時代の遺跡で、縄文土器の起源を大陸に求める証拠ではない。関東ローム層と石器の組合せが識別点である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。