JT2-A12|歴史総合・日本史探究 対策問題
670年に作られた庚午年籍の説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
最初の全国的な戸籍とされ、永久保存が定められた
背景・因果
庚午年籍(670年・天智朝)は最初の全国的戸籍とされ、氏姓の根本台帳として永久保存が定められた。人民を戸籍で把握することは、班田収授と徴税・徴兵の前提である。
覚えるポイント
白村江敗戦(663年)後の国家再建の一環として位置づける。6年ごとの造籍の起点となる庚寅年籍(690年)との区別も問われる。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「墾田の面積を記録した台帳である」
墾田面積を記録する土地台帳ではなく、人の戸・身分・氏姓を把握する戸籍である。土地資料と人口資料の対象を取り違えている。
② ❌ 誤答「武士の名簿である」
武士が成立・組織化するのは平安後期以降で、670年の庚午年籍は武士名簿ではない。律令国家が全国の人民を把握するための資料である。
③ ❌ 誤答「江戸時代の宗門改帳である」
宗門改帳は江戸幕府がキリシタン禁制と人口把握のため寺請制度の下で作らせた。7世紀の庚午年籍とは約千年の年代差がある。
④ ✅ 正解「最初の全国的な戸籍とされ、永久保存が定められた」
庚午年籍は天智朝の670年に作られた最初の全国的戸籍とされ、氏姓の根本台帳として永久保存された。徴税・徴兵・班田のための人民把握に関わる。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。