JT2-A13|歴史総合・日本史探究 対策問題
律令制下の郡司について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
旧国造など在地の豪族から任じられ、任期のない終身の職だった
背景・因果
郡司は旧国造層など在地豪族から任命され、終身で世襲的だった。中央から任期付きで派遣される国司と対照的で、律令支配は在地首長の伝統的支配力に支えられていた。
覚えるポイント
「国司=中央派遣・任期あり/郡司=在地・終身」の対比が核心。戸籍作成や徴税の実務は郡司が担った。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「武士の中から選挙で選ばれた」
律令制の郡司は在地豪族から官人として任命され、武士の選挙で選ばれたのではない。選挙制度も武士身分もこの説明には合わない。
② ❌ 誤答「郡司は僧侶が兼任する職だった」
郡司は戸籍作成・徴税など地方行政を担う世俗の官職で、僧侶が兼任することを制度の原則としない。宗教職との混同である。
③ ✅ 正解「旧国造など在地の豪族から任じられ、任期のない終身の職だった」
郡司は旧国造層など在地豪族から任命され、任期のない終身的・世襲的な職だった。中央派遣で任期のある国司と対比される。
④ ❌ 誤答「都から派遣され、数年で交代した」
都から一定任期で派遣されたのは国司である。郡司は在地の支配力をもつ豪族から選ばれたため、任命基盤と任期が逆である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。