JT2-A34|歴史総合・日本史探究 対策問題
律令国家の駅制について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
七道の道路に駅家を置き、駅鈴を持つ官人が公用に利用した
背景・因果
律令国家は都から諸国へ延びる七道に約16kmごとに駅家を設け、駅鈴を持つ官人が乗り継いで公文書や情報を運んだ。中央集権を支える情報インフラである。
覚えるポイント
駅制=官用、江戸の宿駅=大名・庶民も利用、と時代ごとの交通制度の性格を区別。道路網の地図問題も出る。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「庶民の旅行のために宿場を整備した制度である」
駅制は官人の公用移動・通信のための制度で、庶民旅行用の宿場整備が目的ではない。庶民も利用する宿駅が発達するのは後世である。
② ❌ 誤答「江戸時代の五街道の別名である」
江戸時代の五街道・宿駅制とは別の古代制度である。七道と駅鈴という語が律令国家の駅制を見分ける要点となる。
③ ❌ 誤答「駅制は海路のみに設けられた」
駅家は都から諸国へ延びる陸上道路に一定間隔で置かれた。海路だけに設けた制度ではなく、馬による陸上輸送が中心である。
④ ✅ 正解「七道の道路に駅家を置き、駅鈴を持つ官人が公用に利用した」
律令国家は七道の道路に駅家を置き、駅鈴を携えた官人が馬を乗り継いで公文書・情報を運んだ。中央集権を支える官用交通制度である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。