JT2-C18歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

石田梅岩が説いた心学の内容として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

商いの利益は正当であると説き、町人の生き方に道徳的な自信を与えた

背景・因果

石田梅岩心学(石門心学)は、「商人の買利は士の禄に同じ」と商業利益の正当性を説き、正直・倹約の町人道徳を平易に広めた。手島堵庵らが講舎を通じて全国に普及させた。

覚えるポイント

「士農工商の身分観の中で商人の誇りを支えた思想」という位置づけ。町人文化(元禄・化政)の思想的背景として問われる。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「商業を卑しい行為として全面否定した」
心学は商業利益を全面否定せず、正直な商いを社会的役割として肯定した。商人蔑視を克服する教えだった。

② ❌ 誤答「武士だけを対象とした軍学である」
心学は町人を中心に庶民へ広がった実践倫理で、武士だけを対象とする軍学ではない。儒教・神道・仏教を取り入れた。

③ ❌ 誤答「外国語の学習法を説いた学問である」
外国語学習法ではなく、日常生活と商業の道徳を説く学問である。語学・西洋研究は蘭学などと区別する。

④ ✅ 正解「商いの利益は正当であると説き、町人の生き方に道徳的な自信を与えた」
石田梅岩の心学は正直・倹約を重んじ、商人の利益も武士の俸禄と同様に正当だと説いた。町人へ職業上の道徳的自信を与えた。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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