JT2-C22歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

1860年の五品江戸廻送令の内容として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

生糸など5品目を江戸の問屋経由で輸出させようとしたが、効果は上がらなかった

背景・因果

開港後、生糸などが産地から横浜へ直送されて江戸の問屋が打撃を受けたため、幕府は雑穀・水油・蝋・呉服・生糸の5品を江戸経由とする廻送令を出した。しかし在郷商人や列強の反対で効果は薄かった。

覚えるポイント

「開港が国内流通をどう変えたか」を示す代表例。旧来の問屋制流通の崩れ=幕府の統制力低下として読む。

選択肢別の検討

① ✅ 正解「生糸など5品目を江戸の問屋経由で輸出させようとしたが、効果は上がらなかった」
五品江戸廻送令は生糸など主要輸出品を従来の江戸問屋へ回してから輸出させ、横浜への直送と国内価格高騰を抑えようとした。しかし外国商人の反対などで効果は乏しかった。

② ❌ 誤答「5品目の輸入を全面的に禁止した」
対象品の輸入を禁止する法ではなく、国内産品の集荷経路を江戸問屋経由に戻そうとした輸出流通統制である。

③ ❌ 誤答「外国商人の江戸居住を認めた」
外国人居留は開港場に限られ、五品江戸廻送令は外国商人の江戸居住を認める法令ではない。商品流通の統制が目的だった。

④ ❌ 誤答「5品目の生産を奨励した法令である」
生産奨励そのものではなく、生糸など五品の横浜直送を抑えて江戸問屋を保護する流通政策である。生産量より販売経路を規制した。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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