JT2-C23|歴史総合・日本史探究 対策問題
寺請制度について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
すべての人を寺院の檀家として登録させ、キリシタンでないことを証明させた
背景・因果
寺請制度は島原の乱後に整えられ、人々は必ずどこかの寺の檀家となり、宗門改帳で毎年キリシタンでないことを証明された。寺院が住民把握の末端を担う仕組みである。
覚えるポイント
宗門改帳は事実上の戸籍として人口史研究の史料になる。「宗教統制」と「住民管理」の二重機能で捉える。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「寺院の新規建立を奨励する制度である」
寺院建立を促す制度ではなく、既存寺院を通じて住民の宗旨を確認する仕組みである。目的はキリスト教禁制の徹底だった。
② ❌ 誤答「僧侶に納税を義務づけた制度である」
僧侶へ納税義務を課す制度ではなく、一般住民を檀家として登録する制度である。寺院は証明を行う側だった。
③ ❌ 誤答「神社への参拝を禁止した制度である」
神社参拝を禁止する制度ではない。近世には神仏習合も一般的で、寺請は非キリシタン証明を中心とした。
④ ✅ 正解「すべての人を寺院の檀家として登録させ、キリシタンでないことを証明させた」
寺請制度は住民をいずれかの寺院の檀家として宗門改帳に登録し、キリシタンでないことを寺に証明させた。宗教統制と人口把握を兼ねた。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。