JT2-C19|歴史総合・日本史探究 対策問題
江戸時代の教育機関について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
藩士は藩校で学び、庶民は寺子屋で読み書きそろばんを学んだ
背景・因果
藩士の子弟は藩校(会津の日新館、長州の明倫館など)で、庶民は寺子屋で学んだ。寺子屋は農村にも広がり、女子が学ぶ例や女性の師匠もいた。この識字率の高さが明治の近代化の土台となる。
覚えるポイント
藩校・郷校(郷学)・私塾・寺子屋の対象と設立主体の区別が定番。「寺子屋→学制」の連続性も歴史総合で問われる。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「女子はいかなる教育も受けられなかった」
女子も寺子屋などで読み書きや裁縫を学ぶ例があり、女性向け往来物も刊行された。いかなる教育も受けられなかったという断定は誤りである。
② ❌ 誤答「教育機関は都市部にしか存在しなかった」
寺子屋や郷学は農村にも広がり、教育は都市だけに限られなかった。近世日本の高い識字率を支えた。
③ ✅ 正解「藩士は藩校で学び、庶民は寺子屋で読み書きそろばんを学んだ」
諸藩は藩士教育のため藩校を設け、庶民は寺子屋で読み・書き・そろばんなど実用知識を学んだ。身分や地域に応じた多様な教育機関が発達した。
④ ❌ 誤答「教育はすべて幕府の学校に一元化されていた」
昌平坂学問所など幕府学校のほか、各藩の藩校・私塾・寺子屋が存在した。教育が幕府一校へ一元化されていたのではない。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。